【2026年最新】TikTok Shop運用代行の費用相場とは?公開料金から内訳まで解説!

TikTok Shop運用代行の費用相場とは、「ショート動画・LIVE配信・クリエイター・広告などの運用を外部の会社に任せたときに、毎月支払う費用の目安」です。

金額は、料金体系と、代行会社に任せる業務の種類・量によって大きく変わります。たとえば同じ「月額30万円」の表示でも、含まれる動画の本数や作業の範囲は会社ごとに異なります。

TikTok Shopの運用代行を検討している方の中には、次のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

  • 運用代行を頼むと、毎月いくらかかるのか知りたい
  • 見積もりの金額が会社ごとに異なり、どれが妥当か判断できない
  • 代行費のほかに、どんな費用を用意すればよいのかわからない

各社が公開している月額の例は、NEの15万円/月から、StockSunの実行+コンサルのプランの50万円〜/ 月までです。StockSunのこのプランは最低6ヶ月〜の契約で、表示は税抜の目安です。公開料金で目安をつかんだあとは、代行費にTikTok Shopの販売手数料・クリエイターへの成果報酬・広告費・送料を足して、月の総額を出してみてください。そのうえで、何件売れれば代行費を回収できるかを確かめる進め方をおすすめします。

当社Gastroduce Japanは60店舗以上のTikTok Shopを支援しており、支援店舗群の月間流通総額は3.5億円です。当社は食品・飲料カテゴリ特化のTSP(TikTok Shopパートナー)として、運用代行を含む3つのプランを提供しています。

本記事では、各社が公開している料金、4つの料金体系、費用が変わる7つの要因、代行費とは別にかかる費用、代行費を回収できる注文数の出し方、見積もりの比べ方を順に解説します。

最後までお読みいただくと、代行会社に任せる業務と量を自社で決め、複数の会社から同じ条件で見積もりを取ったうえで、代行費を回収できるかを総額で判断できるようになります。

TikTok Shopの運用代行に支払う費用を見極めたい方は、ぜひ参考にしてください。

本記事の対象となる方

  • 動画やLIVE配信の運用を、代行会社に任せるかを検討している方
  • 複数の代行会社から見積もりを取り、金額の差に迷っている方
  • 代行費を払っても利益が残るかを、事前に計算しておきたい方

本記事を読んでわかること

  • 各社が公開しているTikTok Shop運用代行の料金と条件
  • 見積もりの金額が変わる要因と、代行費とは別にかかる費用
  • 代行費を回収するのに必要な注文数の計算方法
食品ECの運営代行・コンサルティング|ガストロ(GastroduceJapan)
監修者

若松 友貴

Gastroduce Japan株式会社 代表取締役社長

一橋大学商学部卒業後、2014年に楽天株式会社へ入社し、楽天市場ECコンサルタントとして累計1,000社超を担当。2017年に食品EC特化の実行型コンサルティング会社Gastroduce Japan株式会社を設立。現在はTikTok Shop公認パートナー(TSP)として60店舗以上を支援し、支援店舗群の月間流通総額は3.5億円を超える(2026年6月時点)。食品カテゴリー初のTikTok Shop「松屋フーズデー」の企画・運営や、「TikTok上半期トレンド大賞2026」ヒットアイテム部門受賞商品の支援を手がけ、2025年にはTikTok食品カテゴリ日商ランキング上位10商品のうち6商品を支援ブランドが占めた。日経MJ一面トップにも掲載。

目次
  1. TikTok Shop運用代行の費用相場とは?|金額は任せる業務と量で決まる
  2. TikTok Shop運用代行の費用相場|各社が公開している料金
  3. TikTok Shop運用代行の4つの料金体系
  4. TikTok Shop運用代行の費用が変わる7つの要因
  5. TikTok Shop運用代行の費用とは別にかかる4つの費用
  6. TikTok Shop運用代行の費用対効果|代行費を回収できる注文数の出し方
  7. TikTok Shop運用代行の見積もりを比較する5つのポイント
  8. TikTok Shop運用代行の費用を抑える3つのコツ
  9. TikTok Shop運用代行の費用に関するよくある質問
  10. TikTok Shop運用代行の費用相場のまとめ

TikTok Shop運用代行の費用相場とは?|金額は任せる業務と量で決まる

TikTok Shop運用代行の費用相場とは、「ショート動画・LIVE配信・クリエイター・広告などの運用を外部の会社に任せたときに、毎月支払う費用の目安」です。

TikTok Shop運用代行は、TikTok Shopで商品を売るための運用業務を、代行会社に任せるサービスです。任せられる業務は、商品登録やショップの初期設定から、ショート動画の制作、LIVE配信、クリエイターへの依頼、広告の運用まで、会社によって異なります。

代行会社の中には、受注・発送・問い合わせ対応まで引き受ける会社もあります。こうした業務まで含むサービスは「運営代行」と呼ばれることもあります。

当社は、コンサル・運用代行・LIVE配信代行の3プランを「TikTok Shop運営代行プラン」の名前で提供しています。

運用代行の費用は、次の3つの組み合わせで決まると考えると整理しやすくなります。

  • 料金体系:毎月払うのか、売上に応じて払うのか
  • 任せる業務:動画・LIVE配信・クリエイター・広告・発送のどれを頼むのか
  • 業務の量:動画の本数やLIVE配信の回数を、月にどれだけ頼むのか

そのため相場をつかむには、各社の公開料金をプランの条件とあわせて確認し、そのうえで自社の条件で見積もりを取るのが確実です。

TikTok Shop運用代行の費用相場|各社が公開している料金

各社が公開しているTikTok Shop運用代行の月額は、NEの15万円/月、CARAFULの月額30万円、LeanGoの月額30万円〜ご相談可能などです。StockSunは、実行支援のみを30万円〜/ 月、実行+コンサルを50万円〜/ 月としており、どちらも表示は税抜の目安です。

成果報酬を組み合わせたプランとしては、StockSunが売上の3%〜成果報酬併用プランありと案内しています。ただし、プランに含まれる業務、最低契約期間、税込・税抜の表示は会社ごとに異なります。金額だけでなく、条件もあわせて確認することが大切です。

各社がサービスページや発表で公開している料金と条件は、次のとおりです(2026年10月19日時点の各ページの記載)。

会社名 プラン 公開している料金 条件 掲載ページ
Gastroduce Japan株式会社(当社) コンサル・運用代行・LIVE配信代行の3プラン 商材・支援範囲・稼働量に応じて個別にお見積もり 初回のご相談と現状のアカウント診断は無料 当社の発表(2026年10月8日)
StockSun株式会社 実行支援のみ 30万円〜/ 月 最低3ヶ月〜。表示は税抜の目安 サービスページ
StockSun株式会社 実行+コンサル 50万円〜/ 月 最低6ヶ月〜。表示は税抜の目安 サービスページ
StockSun株式会社 プラン名の記載なし 初期費用10万円+月額30万円〜 売上の3%〜成果報酬併用プランあり。税の表示なし 同社のコラム(2026年9月14日更新)
CARAFUL株式会社 TikTok Shop運用フルサポートプラン 月額30万円 税の表示なし 同社のニュース(2025年8月6日)
CARAFUL株式会社 成果報酬型の支援 初期費用ゼロ・固定費ゼロ 実際の売上に連動してのみ手数料が発生。料率の記載なし 同社の発表(2025年6月30日)
NE株式会社 プラン名の記載なし 15万円/月 柔軟に組み合わせ可能なオプションで提案。税の表示なし サービスページ
株式会社LeanGo TikTok Shop運用代行・コンサルティング 月額30万円〜ご相談可能 商材・目標に合わせて最適なプランをご提案。税の表示なし サービスページのよくある質問
株式会社フェリエスト TikTok運用代行 初期費用ゼロ、月30万円〜対応(月4本〜) TikTokアカウントの運用代行の料金(TikTok Shopとの連携を含む)。税の表示なし 媒体資料の紹介ページ(資料更新日時 2025年7月2日)

「〜」が付いた料金は、いちばん安い場合の金額です。実際の見積もりは、任せる業務と量に応じてこの金額より高くなると見込んでおくとよいでしょう。

月額が近い会社どうしでも、月額に含まれる作業は異なります。たとえばフェリエストは、TikTokアカウントの運用代行の料金に月4本〜と動画の本数を添えています。CARAFULのフルサポートプランは、分析ツール提供、ショート動画制作、アカウント運用などを月額に含めています。

当社は、商材・支援範囲・稼働量に応じて個別にお見積もりしています。見積もりを比べるときは、金額だけを並べるのではなく、「どの作業が、いくらで含まれているか」を比べるのが判断の近道です。

TikTok Shop運用代行の4つの料金体系

TikTok Shop運用代行の料金体系は、月額固定型・成果報酬型・複合型・スポット型の4つに分けると比べやすくなります。どの体系を選ぶかによって、売上がない月にも支払いが発生するかと、代行会社が毎月どこまで作業を続けるかが変わります。

  • 月額固定型
  • 成果報酬型
  • 複合型(月額固定+成果報酬)
  • スポット型
料金体系 支払いが発生するとき 売上がない月の支払い 契約前に確認すること
月額固定型 毎月 発生する 月額で続けてもらえる作業の範囲
成果報酬型 売上が立ったとき 契約による 報酬の率と、売上がない月の扱い
複合型(月額固定+成果報酬) 毎月と、売上が立ったとき 固定の部分は発生する 固定の部分で続けてもらえる作業と、報酬の率
スポット型 作業を頼んだとき 頼まなければ発生しない 1回の料金に含まれる作業と納品物

月額固定型

月額固定型は、毎月決まった金額を払い、決めた範囲の作業を続けてもらう形です。公開されている料金では、月額30万円からのプランが多く見られます。

月額固定型では、売れる動画が見つかるまでの立ち上げ期間にも、毎月同じ金額がかかります。何か月分の月額までなら払えるかを、契約の前に社内で決めておくと安心です。

成果報酬型

成果報酬型は、売上に応じて代行会社に報酬を払う形です。一般的には、初期費用と固定費をかけず、売上に連動した手数料だけを払うプランがこれにあたります。料率を公開していない会社もあるため、料率は見積もりの段階で確認が必要です。

代行会社への成果報酬は、TikTok Shopの販売手数料やクリエイターへの成果報酬と同じく、売上に比例して差し引かれる費用として計算に入れておきましょう。

売上がない月に支払いが本当に発生しないかは、契約書の条件で確認しておくと安心です。

複合型(月額固定+成果報酬)

複合型は、月額固定の費用に、売上に応じた成果報酬を上乗せする形です。成果報酬の部分は、売上の数%からとするプランが見られます。

複合型の見積もりでは、月額固定の部分で代行会社がどこまで作業を続けるのかと、成果報酬の率の両方を確認しておきたいところです。

スポット型

スポット型は、出店の準備やアカウントの初期設定など、範囲を区切った作業を1回ごとに頼む形です。

スポット型は、立ち上げだけを代行会社に任せ、その後の運用を自社で続けたい事業者に向いています。継続の契約がないぶん、1回の料金で何を受け取れるかを、依頼の前に決めておくことが大切です。

たとえば、設定してもらうショップの項目や、納品される動画の本数を、依頼の段階で書き出しておくと確実です。

TikTok Shop運用代行の費用が変わる7つの要因

TikTok Shop運用代行の見積もり金額は、任せる業務ごとに異なる単位で増えます。たとえば、ショート動画は月の本数、LIVE配信は月の回数と1回の時間に応じて費用が増えます。見積もりを頼む前に次の7つの条件を自社で決めておくと、会社ごとの金額を比べやすくなります。

  • ①商品登録とショップの初期設定の量
  • ②ショート動画の本数
  • ③LIVE配信の回数と時間
  • ④クリエイターへの依頼の数
  • ⑤広告運用を任せるかどうか
  • ⑥受注・発送・問い合わせ対応を任せるかどうか
  • ⑦定例会議とレポートの頻度
要因 費用が増える単位 見積もりの依頼で伝えること
①商品登録とショップの初期設定の量 登録する商品の数 登録する商品の数と、セット・容量違いの数
②ショート動画の本数 月の本数 月に必要な本数と、撮影を誰が担うか
③LIVE配信の回数と時間 月の回数と1回の時間 月の配信回数、1回の時間、出演者を誰が務めるか
④クリエイターへの依頼の数 声をかける人数とサンプルの数 月に依頼したいクリエイターの人数と、サンプルを送る数
⑤広告運用を任せるかどうか 運用する広告費の規模 月の広告費の上限と、運用を任せるかどうか
⑥受注・発送・問い合わせ対応を任せるかどうか 出荷と問い合わせの件数 月の出荷件数の見込みと、商品の温度帯
⑦定例会議とレポートの頻度 会議とレポートの回数 定例会議の頻度と、レポートで見たい数字

①商品登録とショップの初期設定の量

登録する商品が多いほど、商品登録とショップの初期設定の手間が増え、初期費用も上がると考えられます。初期費用の扱いは会社によって異なり、初期費用がかかる会社もあれば、初期費用をゼロとする会社もあります。

見積もりの依頼では、TikTok Shopに登録する予定の商品の数と、セットや容量違いの数を伝えましょう。

②ショート動画の本数

ショート動画は、月に何本作ってもらうかで費用が変わります。月額のプランに、含まれる動画の本数を添えている会社もあります。

動画1本あたりの手間は、企画・撮影・編集のどこまでを代行会社に任せるかでも変わります。商品を代行会社に送って撮影まで任せるのか、自社で撮影した素材の編集だけを任せるのかを、事前に決めておくとスムーズです。

③LIVE配信の回数と時間

LIVE配信は、月の配信回数と1回の時間、出演者を誰が務めるかで費用が変わります。代行会社が出演者を用意する場合は、自社の担当者が出演する場合より費用が高くなると見込んでおくとよいでしょう。

当社(Gastroduce Japan)では、事業者の方から送っていただいた商品を使い、撮影とLIVE配信を自社スタジオで代行しています。スタジオは福岡・東京・大阪の3拠点にあります。

食品をスタジオへ送ってLIVE配信を任せる場合は、試食や実演に使う商品の代金と、スタジオまでの送料も予算に入れておきましょう。冷凍・冷蔵の商品はクール便で送るため、そのぶん送料が上がります。

④クリエイターへの依頼の数

クリエイターへの依頼は、声をかける人数とサンプルの数、代行会社が担う作業の範囲で費用が変わります。クリエイターに払う報酬率の設定、サンプルの手配、クリエイターとのやり取りのうち、どこまでを代行会社に任せるかを決めておきましょう。

当社では、報酬率の設計からサンプル提供、クリエイターとのやり取りまでを一括して代行しています。

なお、クリエイター本人に払う成果報酬は、代行会社に払う費用とは別にかかります。見積もりの段階から、代行会社への費用とクリエイターへの成果報酬を分けて考えておくことが大切です。

⑤広告運用を任せるかどうか

代行会社に広告の運用を任せる費用は、月額費用に含まれる場合と、広告運用手数料として別にかかる場合があります。別にかかる場合は、月の広告費の上限を代行会社に伝えたうえで、手数料の計算方法(広告費に対する率か、定額か)を確認しましょう。

広告運用手数料は代行会社に払う費用で、TikTokに払う広告費とは別です。広告費は自社で決める予算として、月の予算に別に計上しておきましょう。

⑥受注・発送・問い合わせ対応を任せるかどうか

受注・発送・問い合わせ対応を任せると、出荷や問い合わせの件数に応じた費用がかかります。発送や問い合わせ対応の料金は、出荷数や問い合わせ件数に応じた従量課金が一般的です。

発送を自社で続ける場合は、こうした発送代行や問い合わせ対応の費用はかかりません。ただし、LIVE配信の日などに注文が集中しても、自社の出荷体制で期限内に発送できるかは確認しておきましょう。

食品は、常温・冷蔵・冷凍の温度帯によって、保管場所と配送方法が変わります。見積もりを依頼するときは商品の温度帯も伝えておくと、実態に近い金額を出してもらえます。

⑦定例会議とレポートの頻度

定例会議とレポートは、回数と、レポートで見る数字の細かさで費用が変わります。月1回の報告で足りるのか、週ごとに数字を確認したいのかを、社内で決めておきましょう。

レポートでは、動画の再生数だけでなく、商品ページへの遷移数や購入数まで報告してもらえるかを確認しておくと、代行費に見合った成果が出ているかを判断しやすくなります。

TikTok Shop運用代行の費用とは別にかかる4つの費用

左に代行会社に払う費用として月額費用・代行会社への成果報酬・広告運用手数料・初期費用、右にTikTok Shop・クリエイター・TikTok広告・配送業者に払う費用としてTikTok Shopの販売手数料・クリエイターへの成果報酬とサンプル・広告費・送料と梱包資材を並べ、両方を足したものが月の総額になることを示した図
月の予算は、代行会社に払う費用と、それ以外に払う費用の合計で考える

TikTok Shop運用代行で月に必要な予算は、代行会社に払う費用と、TikTok Shop・クリエイター・TikTok広告・配送業者に払う費用を足した総額で考えましょう。代行会社の見積もりには、販売手数料や広告費など、代行会社以外への支払いが含まれていないことがあります。月の予算は、代行会社に払う費用に、次の4つを加えた金額です。

  • TikTok Shopの販売手数料
  • クリエイターへの成果報酬とサンプル
  • 広告費
  • 送料と梱包資材
費目 支払先 金額を決めるもの 代行会社の見積もりとの関係
TikTok Shopの販売手数料 TikTok Shop 商品のカテゴリーごとの料率 見積もりとは別に、TikTok Shopから請求される
クリエイターへの成果報酬とサンプル クリエイター、配送業者 自社が設定するコミッション率と、サンプルの数 見積もりとは別にかかる。サンプルの手配を任せる場合は、作業費が見積もりに含まれることがある
広告費 TikTok 自社が決める予算 見積もりとは別にかかる。代行会社が立て替えて請求する形もある
送料と梱包資材 配送業者、資材の仕入れ先 温度帯・大きさ・件数 発送を任せる場合は、代行会社の請求に含まれることがある

TikTok Shopの販売手数料

TikTok Shopの販売手数料は、売れた注文ごとにTikTok Shopへ払う費用です。料率は商品のカテゴリーごとに7%から12%で、食品・ドリンクは7%です。ただし、お酒のうちビール、ワイン、スピリッツは12%です。

販売手数料は、有効な注文に対して、注文内の商品ごとに算出され、合算した金額はセラーに請求されます。代行会社への費用とは別に、月の売上見込みに料率を掛けた額を予算に加えておきましょう。

カテゴリー別の料率の一覧と、販売手数料を差し引いた利益の計算方法は、次の記事でまとめています。

関連記事:TikTok Shopの手数料はいくら?食品カテゴリは7%|2026年改定後の全料率と利益計算

クリエイターへの成果報酬とサンプル

クリエイターの紹介で商品が売れたときに払う成果報酬(アフィリエイトの成果報酬)と、クリエイターに送るサンプルも、代行費とは別にかかります。成果報酬の率は、セラーがクリエイターに設定するコミッション率です。

クリエイターに提供するサンプルの数は、セラーセンター上で自由に設定できます。ただし、サンプルについて送料や適用される税金が発生する場合は、セラーが負担します。

食品の場合は、冷凍・冷蔵のサンプルをクール便で送る費用も見込んでおきましょう。

広告費

広告費は、自社で予算を決めてTikTokに払う費用で、代行会社に払う広告運用手数料とは別です。TikTok Shopの広告メニューのひとつ「商品GMV Max」では、セラーが宣伝する商品を選び、ROI目標と予算を設定することで広告を配信します。

広告費の予算は自社で決められます。代行会社に広告運用を任せる場合も、月に使う広告費の上限は自社で決め、代行会社に伝えておきましょう。

送料と梱包資材

注文ごとにかかる送料と梱包資材の費用も、月の予算に含めておきましょう。発送を代行会社に任せる場合、送料や梱包資材の実費は、発送の作業費とは別に請求されることがあります。

食品の場合は、冷凍・冷蔵の商品にクール便の送料と保冷資材の費用がかかります。売価を決める段階で、送料を差し引いても利益が残るかを確認しておきましょう。

TikTok Shop運用代行の費用対効果|代行費を回収できる注文数の出し方

売価から原価・販売手数料・クリエイターへの成果報酬・送料と梱包資材・1注文あたりの広告費(月の広告費を月の全注文数の見込みで割った額)・代行会社への成果報酬を引いて1注文あたりの利益を計算し、月の代行費を1注文あたりの利益で割って回収に必要な注文数を出す流れと、代行会社への成果報酬は1注文あたりの費用として引き算に含めることを示した図
代行費を回収するのに必要な注文数の出し方

TikTok Shop運用代行の費用対効果は、月の代行費を回収するのに何件の注文が必要かで判断できます。計算のポイントは、月の代行費を売上ではなく、売上から原価・手数料・送料などを引いた「1注文あたりの利益」で割ることです。

  • ①1注文あたりの利益を出す
  • ②月の代行費を1注文あたりの利益で割る
  • ③代行会社への成果報酬は1注文あたりの費用に含める

①1注文あたりの利益を出す

まず、売価から原価・販売手数料・クリエイターへの成果報酬・送料と梱包資材・1注文あたりの広告費を引き、1注文あたりに残る利益を計算しましょう。

1注文あたりの利益=売価−原価−販売手数料−クリエイターへの成果報酬−送料と梱包資材−1注文あたりの広告費(月の広告費÷月の全注文数の見込み)

クリエイターへの成果報酬は、クリエイターの紹介で売れた注文にだけかかります。クリエイター経由の注文が全注文の何割になるかを見込み、1注文あたりの平均額にならして計算すると、実態に近い数字になります。

1注文あたりの広告費は、月の広告費を、月の全注文数(広告経由以外の注文も含む)の見込みで割って計算します。広告費の上限は、損益分岐ROAS(広告による利益がちょうど0になるROAS)を「1 ÷ 粗利率」で計算して決めておくと、広告費の使いすぎを防げます。

ただし、ROASが損益分岐ROASちょうどになるまで広告費を使うと、広告経由の注文では利益が残らず、代行費を回収できない計算になります。代行費の回収まで考えるなら、目標ROASを損益分岐ROASより高めに置き、広告費を抑えておくことをおすすめします。

関連記事:ROASの目安は「業界平均」では決まらない|損益分岐ROASの出し方と食品ECの基準

②月の代行費を1注文あたりの利益で割る

次に、月の代行費を1注文あたりの利益で割り、代行費を回収するのに必要な注文数を計算しましょう。

回収に必要な注文数=月の代行費÷1注文あたりの利益

月の代行費には、月額費用に加えて、広告運用手数料が別にかかる場合はその手数料も含めます。初期費用がかかる場合は、初期費用を最低契約期間の月数で割り、その額を毎月の代行費に足しておきましょう。

①では、月の広告費を全注文数の見込みで割りました。②で出した必要な注文数が①の見込みと大きく異なる場合は、注文数の見込みを置き直して、もう一度計算してみてください。

計算した注文数は、自社の現在の月間注文数や、代行会社が見込む注文数と比べてみてください。差が大きい場合は、任せる業務を絞るか、セット販売で客単価を上げるなど、1注文あたりの利益を増やす売り方を先に考えることをおすすめします。

③代行会社への成果報酬は1注文あたりの費用に含める

代行会社への成果報酬は、月の代行費ではなく、1注文あたりの費用として①の引き算に含めましょう。成果報酬の率を売価に掛けた額を、1注文ごとに差し引きます。

複合型の契約では、月額固定の部分を②の月の代行費に、成果報酬の部分を①の引き算に入れて計算します。成果報酬型だけの契約では月の代行費がかからないため、①の1注文あたりの利益がプラスに残るかどうかで判断できます。

TikTok Shopの販売手数料・クリエイターへの成果報酬・代行会社への成果報酬は、いずれも売上に比例してかかります。仮に食品で販売手数料7%、クリエイターへの成果報酬10%、代行会社への成果報酬3%とすると、売上の20%が差し引かれます。3つの率を合計して確認しておくと安心です。

TikTok Shop運用代行の見積もりを比較する5つのポイント

TikTok Shop運用代行の見積もりは、同じ条件で取り、最低契約期間をかけた総額で比べましょう。月額の安さだけで選ぶと、別料金の作業や、広告費などの立替分の精算で、支払いが想定より増えることがあります。

  • ①動画の本数・LIVE配信の回数・クリエイターへの依頼の数をそろえて見積もりを取る
  • ②月額費用に含まれる作業と、別料金の作業を分けてもらう
  • ③最低契約期間をかけた総額で比べる
  • ④代行会社への成果報酬の対象になる売上の範囲を決める
  • ⑤広告費・サンプル・送料を誰が立て替えるかを確認する

①動画の本数・LIVE配信の回数・クリエイターへの依頼の数をそろえて見積もりを取る

見積もりを頼むときは、月の動画の本数、LIVE配信の回数と時間、クリエイターに依頼する人数を、すべての会社に同じ数字で伝えましょう。条件が会社ごとに異なると、金額の差が業務の量の差なのか、単価の差なのかがわからなくなります。

代行会社から届いた見積もりの本数や回数が依頼した数字と異なる場合は、月額を動画1本あたり・LIVE配信1回あたりの金額に割り戻して比べると、差がはっきりします。

②月額費用に含まれる作業と、別料金の作業を分けてもらう

月額費用に含まれる作業と、追加で費用がかかる作業を、見積もりの段階で分けて書いてもらいましょう。LIVE配信の追加の回数、クリエイターへのサンプルの手配、クリエイターへの追加の依頼、追加の商品登録などが、別料金になっていないかを確認します。

作業費と、送料やサンプルなどの実費も分けて提示してもらうと、月ごとの請求が予算に収まるかを判断しやすくなります。

③最低契約期間をかけた総額で比べる

月額だけでなく、「月額費用×最低契約期間の月数+初期費用」で、最低限支払う総額を比べましょう。同じ会社でも、最低契約期間が3ヶ月からのプランと6ヶ月からのプランがあるなど、プランによって最低契約期間は異なります。

月額が安くても、最低契約期間が長ければ総額は大きくなります。初期費用がかかるかどうかの差も、総額で比べるとはっきりします。

④代行会社への成果報酬の対象になる売上の範囲を決める

成果報酬を含む契約では、報酬の対象になる売上の範囲を、契約書で決めておきましょう。広告経由の売上、クリエイター経由の売上、自社のLIVE配信の売上を対象に含めるかで、支払う金額は大きく変わります。

返品やキャンセルの扱いも確認しておきたい点です。TikTok Shopの販売手数料は、カスタマーへの返金額を差し引いて計算されます。代行会社への成果報酬も返金後の売上をもとに計算されるのか、契約の前に確認しておきましょう。

⑤広告費・サンプル・送料を誰が立て替えるかを確認する

広告費、サンプルの商品代と送料、注文の送料を、自社と代行会社のどちらが支払うかを契約の前に決めておきましょう。広告費を自社のカードで払うのか、代行会社が立て替えて請求するのかで、請求書の形と支払いの時期が変わります。

代行会社が立て替える場合は、精算の時期と、立替分に手数料がかかるかも確認しておくと安心です。

TikTok Shop運用代行の費用を抑える3つのコツ

TikTok Shop運用代行の費用を抑えるには、任せる業務・商品・期間を絞り、広告費は売れる動画ができてから増やしましょう。任せる業務、販売に力を入れる商品、契約期間の3つを絞ると、見積もりの前提となる動画の本数やLIVE配信の回数そのものを減らせます。

  • コツ①:自社で担える業務を残し、足りない業務だけを任せる
  • コツ②:最初の契約は商品と期間を絞って始める
  • コツ③:売れる動画の型ができてから広告費を増やす

コツ①:自社で担える業務を残し、足りない業務だけを任せる

社内で担える業務は自社に残し、動画やLIVE配信など人手が足りない業務だけを任せると、代行費を抑えられます。たとえば、自社に発送の体制がすでにある場合は、受注・発送を自社で続け、動画やLIVE配信など売るための業務だけを任せる形も選べます。

当社が提供するコンサル・運用代行・LIVE配信代行の3つのプランは単独でも、組み合わせでもご利用いただけます。

代行会社への任せ方は、「販売から発送まで丸ごと任せる」「売る業務だけを任せる」「足りない業務だけを任せる」の3つに大きく分けられます。任せる業務が少ないほど、代行費は抑えられます。

関連記事:TikTok Shop運営代行おすすめ企業10選|依頼できる業務・費用・選び方

コツ②:最初の契約は商品と期間を絞って始める

最初の契約は、売れる見込みの高い主力商品に絞り、短い期間で始めることをおすすめします。登録する商品が少なければ初期費用を抑えられ、動画やLIVE配信も主力商品に集中できます。

最低契約期間を短くできるか、スポット型で立ち上げだけを頼めるかも、見積もりの段階で代行会社に聞いてみるとよいでしょう。

コツ③:売れる動画の型ができてから広告費を増やす

広告費は、広告を出さなくても売れている動画がそろってから増やしましょう。売れる動画がない段階で広告費を増やすと、売上より先に費用が増えるおそれがあります。

まずは代行費をショート動画の制作とクリエイターへの依頼に充て、売れた動画が見つかってから、その動画を広告に使う順番が現実的です。

食品・飲料のTikTok Shopで、自社に合う任せ方と月の予算の組み方を一緒に考えたい場合は、TikTok Shop運用代行サービスまでご相談ください。

TikTok Shop運用代行の費用に関するよくある質問

Q1:TikTok Shop運用代行は、何か月分の費用を見込んでおけばよいですか?

少なくとも、契約する代行会社の最低契約期間の分は見込んでおきましょう。そのうえで、「何か月目に、どの数字(動画の再生数、商品ページへの遷移数、注文数など)がどこまで伸びていれば契約を続けるか」を、契約の前に代行会社とすり合わせておくことをおすすめします。

Q2:自社で運用するより、運用代行は割高になりますか?

割高かどうかは、同じ作業量を社内で担った場合の費用と比べると判断できます。自社で運用する場合も、担当者の人件費、撮影の機材と場所、サンプルの費用がかかります。比べるときは、運用代行の見積もりと同じ動画の本数・配信の回数で、社内でかかる時間と費用を書き出してみましょう。

社内に動画を作り続けられる担当者がいるなら、まず自社で小さく試し、売上が伸びる手応えが見えた段階で、足りない業務だけを任せる進め方もあります。

Q3:運用代行の契約を途中でやめるとき、費用はどうなりますか?

最低契約期間の途中でやめる場合の費用は、契約書の解約の条件で決まります。違約金の有無と、解約を申し出る期限を、契約の前に確認しておきましょう。

あわせて、解約したあとに自社に残るものも決めておくと安心です。TikTokアカウントやセラーセンターの管理権限、作った動画のデータ、クリエイターとのやり取りの記録を、引き継げるようにしておきましょう。

Q4:TikTok Shopコンサルと運用代行では、費用の払い方はどう違いますか?

コンサルは戦略や施策の判断への助言に対して費用を払い、運用代行は動画の制作やLIVE配信などの作業量に対して費用を払う点が大きな違いです。プランの分け方の例として、StockSunは、戦略設計・優先順位づけを行う「コンサルのみ」と、施策の実行・実装を代行する「実行支援のみ」を分けています。料金は、コンサルのみが25万円〜/ 月、実行支援のみが30万円〜/ 月です。

社内に撮影やLIVE配信を担える担当者がいればコンサル、運用の担当者を置けなければ運用代行が向いています。見積もりを依頼するときは、助言だけのプランと、作業まで含むプランを並べて提示してもらうと比べやすくなります。

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TikTok Shop運用代行の費用相場のまとめ

TikTok Shop運用代行の費用相場について、要点は次のとおりです。

  • 費用相場と公開料金:金額は料金体系・任せる業務・業務の量で決まる。公開料金は、含まれる業務・最低契約期間・税の表示と一緒に読む
  • 4つの料金体系:月額固定型・成果報酬型・複合型・スポット型で、売上がない月の支払いと続けてもらえる作業が変わる
  • 費用が変わる7つの要因:商品登録・動画・LIVE配信・クリエイター・広告運用・発送と問い合わせ・定例会議の量を、自社で先に決める
  • 別にかかる4つの費用:販売手数料、クリエイターへの成果報酬とサンプル、広告費、送料と梱包資材を足した総額で予算を考える
  • 費用対効果:1注文あたりの利益を計算し、月の代行費を割って回収に必要な注文数を出す。代行会社への成果報酬は1注文あたりの費用に含め、目標ROASは損益分岐ROASより高めに置く
  • 見積もりの比べ方:同じ条件で見積もりを取り、別料金の作業を分け、最低契約期間をかけた総額で比べる。成果報酬の売上の範囲と立て替えの方法も決める
  • 費用を抑えるコツ:足りない業務だけを任せ、商品と期間を絞って始め、広告費は売れる動画ができてから増やす

まずは任せたい業務と月の量を書き出し、同じ条件で複数の会社に見積もりを依頼するところから始めてみてください。食品・飲料のTikTok Shopで、運用代行の見積もりや回収の試算を一緒に進めたい場合は、TikTok Shop運用代行サービスまでご相談ください。

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