【2026年最新】TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)とは?TAP・CAPとの違いと確認方法|食品特化のTSPが解説

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)とは、「TikTok Shopの審査を経て認定され、出店したセラーにショップ運営や販売の支援を提供する会社」です。

TikTok Shopは、パートナー向けの管理画面「TikTok Shop Partner Center」で申請した会社を審査し、承認した会社をTSPとして認定しています。同じ公式パートナーでも、クリエイターとの連携を支援するTAPやCAPとは、支援の対象も業務内容も異なる点に注意が必要です。

TikTok Shopの運営を支援会社に相談しようと考えたとき、次のような疑問を持つ方は少なくないでしょう。

  • 支援会社の営業資料にある「TSP認定」が、何を意味するのかを知りたい
  • TSP・TAP・CAPのうち、どの認定を持つ会社に相談すればよいかわからない
  • TSPと契約すると、自社のショップのどの業務と権限を任せることになるのか知りたい

当社は、TSPの認定を「TikTok Shopの審査を通過し、パートナー向けの規程に沿って活動している会社であることの証明」と捉えています。ただし、認定があれば何でも任せてよいわけではありません。依頼する際は、認定の種類に加えて、契約で任せるサービス区分・契約期間・付与する権限まで確かめたうえで承認することが大切です。

当社Gastroduce Japanは食品特化TSPとしてTAPとCAPの認定も受けており、これまでに60店舗以上のTikTok Shopを支援してきました。

本記事では、TSPとして支援に携わる立場から、TSPの意味、TSP・TAP・CAPの違い、認定までの流れ、TSPとの契約の仕組み、依頼するメリットと注意点、TSPかどうかの確認方法を順に解説します。

最後までお読みいただければ、TSPの認定が何を示すのかを理解したうえで、届いたサービス提案の内容を自社で確かめてから契約できるはずです。TSPに相談する前に制度の仕組みを押さえておきたい方は、ぜひ参考にしてください。

本記事の対象となる方

  • TSPへの相談を検討しているTikTok Shopの出店者の方
  • 支援会社の営業資料にある「TSP認定」「TAP認定」などの説明を、自社で確かめたい方
  • TSPとの契約で、自社のショップのどの権限を渡すことになるのかを事前に知っておきたい方

本記事を読んでわかること

  • TSP・TAP・CAPの違いと、認定を受けるまでの流れ・違反時の措置
  • TSPとの契約の仕組みと、サービス提案で確認すべき区分・期間・権限
  • 公式のパートナー一覧などを使って、相談先がTSPかどうかを確認する方法
食品ECの運営代行・コンサルティング|ガストロ(GastroduceJapan)
監修者

若松 友貴

Gastroduce Japan株式会社 代表取締役社長

一橋大学商学部卒業後、2014年に楽天株式会社へ入社し、楽天市場ECコンサルタントとして累計1,000社超を担当。2017年に食品EC特化の実行型コンサルティング会社Gastroduce Japan株式会社を設立。現在はTikTok Shop公認パートナー(TSP)として60店舗以上を支援し、支援店舗群の月間流通総額は3.5億円を超える(2026年6月時点)。食品カテゴリー初のTikTok Shop「松屋フーズデー」の企画・運営や、「TikTok上半期トレンド大賞2026」ヒットアイテム部門受賞商品の支援を手がけ、2025年にはTikTok食品カテゴリ日商ランキング上位10商品のうち6商品を支援ブランドが占めた。日経MJ一面トップにも掲載。

目次
  1. TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)とは?
  2. TikTok Shop公式認定パートナーの種類|TSP・TAP・CAPの違い
  3. TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)に認定されるまでの流れ
  4. TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)と契約する仕組み
  5. TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)に依頼するメリット
  6. TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)に依頼する際の注意点
  7. TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)かどうかを確認する方法
  8. TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)に関するよくある質問
  9. TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)のまとめ

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)とは?

TikTok Shopのパートナー一覧のページ上部(日本語表示)。①ナビの「TSPを閲覧」、②検索欄(当社の表示名を入力した状態)、③見出しの下の注記文に赤枠を付けた画面
TikTok Shopのパートナー一覧のページ上部(日本語表示、2026年10月時点)

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)とは、「TikTok Shopの審査を経て認定され、出店したセラーにショップ運営や販売の支援を提供する会社」です。「TSP」はTikTok Shop Partnerの略称ですが、「公式認定パートナー」という言葉自体は、TSP・TAP・CAPの3つをまとめた呼び名として使われることもあります。営業資料でこの言葉を見かけたときは、3つのうちどの認定を指しているのかを確かめておくと安心でしょう。

TikTok Shopの公式資料では、TSPを運営の指導、コンテンツ制作、ショップの管理などのサービスをセラーに提供し、TikTok Shopでの事業の拡大を支えるパートナーと位置づけています。TSPになるには、パートナー向けの管理画面であるTikTok Shop Partner Centerから申請し、提出した申請の審査で承認を受けなければなりません。

そもそもTikTok Shopとは、ユーザーが商品の発見から購入までをアプリ内で完結できるTikTokのEC機能のことです。TikTokは日本での提供開始にあわせて様々なパートナー制度を導入すると発表しており、TSPにはブランドや事業者の成長を包括的にサポートする役割が与えられました。

日本のTSPが提供するサービスは、TikTokが公開しているパートナー一覧で検索できます。日本語表示のページ上部には、「TSPを閲覧」のメニューと検索欄が用意されています。

営業資料に「TSP」とあった場合も、まずはパートナー一覧で認定を確かめ(確認方法は後述)、そのうえでその会社にどの業務を任せられるのかを確認していきましょう。

TikTok Shop公式認定パートナーの種類|TSP・TAP・CAPの違い

TikTok Shopの公式パートナーにはTSP・TAP・CAPなどの種類があり、それぞれ支援の対象と業務内容が異なります。大まかにいえば、TSPはセラーのショップ運営と販売、TAPはセラーとクリエイターのマッチング、CAPはクリエイターの育成と管理を担う認定です。なお、Partner Centerには、このほかにMCNや開発者(Developer)の分類もあります。

  • TSP(TikTok Shop Partner)
  • TAP(TikTok Affiliate Partner)
  • CAP(Creator Agency Partner)
  • 1社で複数の認定を取得できる
認定 支援の対象 主な業務 相談先として検討する場面
TSP セラー ショップの運営、LIVE配信、ショート動画、セラー側のアフィリエイト管理、広告運用 ショップの運営や販売施策を任せたいとき
TAP クリエイターとセラー 商品を選定し、クリエイターに紹介コンテンツを制作してもらう クリエイター経由で商品の紹介を広げたいとき
CAP クリエイター クリエイターへの研修と、収益化の機会の提供 クリエイターが所属する事務所と組みたいとき

TSP(TikTok Shop Partner)

ショップの運営や販売施策を任せたいなら、相談先がTSPの認定を持っているかを確認しておきたいところです。日本のTSPはセラーと契約する際に提供するサービスの区分を選ぶ仕組みで、主なサービス区分には次の4つがあります。

  • Live Management(パートナー一覧の日本語表示は「LIVE配信管理」)
  • Affiliate Management(同「アフィリエイト管理」)
  • Shop Operation and Management(同「ショップの運営と管理」)
  • Short Video Management(同「ショートムービーの管理」)

パートナー一覧に掲載される日本のTSPのサービス区分には、このほかに広告のPaid Mediaや、多数のセラー向けのMass Operationもあり、日本語表示ではそれぞれ「有料メディア」「一括操作」と表示されます。

TSPに任せられる業務の範囲は会社によってさまざまで、運営代行会社に依頼できる業務も多岐にわたります。出店申請や商品ページの作成、ショート動画の制作、LIVE配信に加え、クリエイターへの商品紹介の依頼や広告運用、受注・発送などのバックヤード業務まで任せられる会社もあります。

関連記事:TikTok Shop運営代行おすすめ企業10選|依頼できる業務・費用・選び方

TAP(TikTok Affiliate Partner)

TAPは、市場から商品を探したり、セラーと組んで売れ筋や合う商品を選んだりして、クリエイターに紹介のコンテンツを作ってもらうパートナーに与えられる認定です。ここでいうアフィリエイトとは、クリエイターに商品を紹介してもらい、売れた分に応じて報酬を支払う仕組みのこと。日本のTAPのサービス区分名は「Creator matchmaking」で、クリエイターの報酬を高めることや、CVRの高いショート動画の作り方を指導することも業務に含まれます。

紛らわしいのは、TSPのサービス区分にもAffiliate Managementがある点です。こちらはセラーを主に支え、セラーの商品選びや報酬率の設定を手伝い、商品をアフィリエイトの市場に出したり、クリエイターを招くキャンペーンを開いたりする区分にあたります。どちらもアフィリエイトに関わる業務ではあるものの、当社は「TSPはセラー側、TAPはクリエイター側に軸足を置いた支援」と整理しています。

つまり、自社ショップのアフィリエイト運用を任せたいならTSP、クリエイター側から商品の紹介を広げたいならTAPの認定を確認するとよいでしょう。

CAP(Creator Agency Partner)

CAPは、TikTokのクリエイターに、専門的な研修と収益化の機会を提供する会社に与えられる認定です。日本ではMCN(Multi-Channel Network)とあわせて「MCN/CAP」という分類にまとめられており、サービス区分名は「Creator Management」となっています。クリエイターが所属する事務所に近い立場と考えると、イメージしやすいかもしれません。

CAPの会社に所属するクリエイターに、ショート動画やLIVE配信で自社の商品を紹介してほしい。そんな場合に確認したいのが、CAPの認定です。

1社で複数の認定を取得できる

1つの会社が、TSP・TAP・CAPのうち複数の認定を取得することも可能です。すでにPartner Centerに登録している会社は、登録済みのアカウントに分類と市場を追加して新しい認定を申請でき、1回の申請で最大4つの分類をまとめて選べます。

当社Gastroduce Japanも、TSPに加えてTAPとCAPの認定を取得済みです。運営する「FOOD FORCE STUDIO」には1,500人以上(2026年10月時点)の食品クリエイターが登録しており、クリエイター施策では、報酬率の設計やサンプル商品の提供からクリエイターとのやり取りまでを一括して代行しています。

ただし、TikTok Shop上の契約手続きでは、TSPがサービス提案の中で、任せる区分を指定します。複数の認定を持つ会社に依頼する場合でも、どの区分の業務を任せるかは、提案を受ける前に社内で決めておくのがおすすめです。

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)に認定されるまでの流れ

TSPに認定されるには、Partner Centerでアカウントを作成し、会社の情報と書類を提出したうえで、TikTok Shopの審査で承認を受ける必要があります。認定後も、規程に違反すれば違反点数が加算され、点数に応じてTikTok Shopからの支援停止などの措置がとられる仕組みです。最も重い段階では、120点に達すると、セラー向けにパートナーのサービスが並ぶService Marketに参加できなくなります。

  • 申請に必要な情報
  • 申請から認定までの流れ
  • 違反点数による措置

申請に必要な情報

TSPを申請する会社は、会社の登記情報と書類、会社紹介の資料、連絡先などを提出します。主な項目は次のとおりです。

このほか、分類ごとに追加の資格要件も設けられており、その内容は会社の主体(現地の会社か越境か)・対象市場・分類によって異なります。

つまりTSPは、申請の段階で、事業の能力や成功事例をまとめた紹介資料をTikTok Shopに提出していることになります。依頼を検討する際は、提案を受ける前に同等の会社紹介資料を見せてもらえないか、相談してみてはいかがでしょうか。

申請から認定までの流れ

TSPの申請は、Partner Centerで次の4つのステップの順に進みます。

  1. メールアドレスとパスワードでアカウントを作成する
  2. パートナーの分類と、対象とする市場を選ぶ
  3. 分類に応じて必要な情報を入力する
  4. 申請を提出し、審査を待つ

提出後、申請の状態は、承認済み(Approved)、未承認(Not approved)、審査中(Pending)のいずれかで表示されます。万一申請が却下された場合も、内容を修正して再申請できます。

違反点数による措置

認定を受けたパートナーは、TikTok Shopの規程に違反するたびに違反点数が加算され、累積した点数に応じて支援の停止などの措置の対象となります。違反点数は0点から始まり、上限は120点で、毎年6月30日と12月31日にリセットされます。

累積した違反点数に応じた措置は、次の表のとおりです。

累積した違反点数 パートナーが受ける措置
30点 30日間、TikTok Shopからの運営面の支援(operational support)を受けられない
40点 60日間、TikTok Shopからの運営面の支援を受けられない
60点 90日間、TikTok Shopからの運営面の支援を受けられない
90点 180日間、TikTok Shopからの運営面の支援を受けられない
120点 Service Marketに参加できなくなる

なかでも重く扱われるのが書類の偽りで、申請や事業の書類に偽りがあった場合は、1件で120点が加算されます。1回の違反で120点を受けたパートナーは除外され、ブラックリストに登録されます。この場合、点数がリセットされることもありません。

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)と契約する仕組み

上段にTSPの認定の流れ(Partner Centerで申請、審査、サービスを公開)、下段にセラーとの契約の流れ(TSPがサービス提案を作成する、セラーが提案を確認して承認する、契約の延長と解約)を左から順に並べた図
TSPの認定から、セラーとの契約までの流れ

TSPとの契約は、TSPが作成したサービス提案をセラーが確認し、承認した時点で成立します。日本向けの手順を定めているのは、Partner Centerの文書「[[UK/JP/Latam] TSP Online Signing Process](https://partner.tiktokshop.com/docv2/page/683f1483ffedae049865673e)」です。

  • TSPがサービス提案を作成する
  • セラーが提案を確認して承認する
  • 契約の延長と解約

なお、サービス提案のほかに、TSPが共有する承認用のリンクから、セラーがサービスを承認する方法も用意されています。

TSPがサービス提案を作成する

TSPは、Partner Centerでセラーのショップを選び、サービスの区分・期間・権限を指定して、サービス提案を作成します。ただし、提案を作成できるのは、その区分で承認済みのサービスを1つ以上公開しているTSPに限られます。

提案ではサービスの期間を、実際の支援の期間に合わせて開始日と終了日で指定するとともに、TSPが使う権限を次の項目から選びます。

権限(Partner Centerの表記) 権限を付与されたTSPができること
Shop Ticket セラーに代わってチケット(問い合わせ)を提出する
Shop-level Data analysis ショップ単位の実績データをPartner Centerで閲覧する
Account-level Data analysis アカウント単位の実績データをPartner Centerで閲覧する(LIVE配信管理とショート動画管理の区分のみ)
Seller Center Access セラーセンター(セラー向けの管理画面)にログインして操作する
Seller Center Message セラーセンターで違反の通知を確認する
Seller Center Analytics Access セラーセンターにログインし、Partner CenterのData Compassを確認する

注意したいのが、セラーセンターへのログインを伴う権限の扱いです。承認用リンクを使う手順の文書には、米国の越境とその他の市場はデータの閲覧の承認だけで、TSP Accessでのログインはできませんと書かれています。TSPがセラーセンターにワンクリックでログインする機能の文書「TSP Access Feature」を見ても、対象市場は米国・英国・EU・東南アジア各国で、日本は含まれていません。

そのため、日本のショップでログインが必要な作業をTSPに任せられるかどうかは、届いた提案の画面に表示される権限で確かめるのが確実です。

また、LIVE配信管理の区分を含む提案では、TSPがセラーからの正式なメール、許可書、契約書、請求書などをサービスの証明として提出しなければなりません。TSPから、これらの書類の用意について相談を受けることもあるでしょう。

セラーが提案を確認して承認する

セラーは、TSPから共有されたサービス提案のリンクを開き、内容を確認したうえで承認または拒否を選びます。提案画面には、TSPの基本情報と、区分ごとのサービスの内容が表示される仕組みです。

セラーは提案の内容を修正できないので、疑問点はTSPに問い合わせて解消しておきましょう。期間や権限が商談で合意した内容と違っていたら、承認せずにTSPへ作り直しを依頼するのが確実です。なお、承認後はセラーは管理画面で契約の詳細を確認できます。

契約の延長と解約

契約を延長する場合は、TSPが新しい期間で延長の申請を作り、セラーが確認して承認します。一方の解約には、セラーが自分で承認を取り消す方法と、TSPから申し出る方法の2通りがあります。ただし、承認用リンクの手順書のFAQには現時点で承認を取り消せるのはセラーだけとあり、TSPから申し出た場合も、解約が成立するのはセラーが同意したときか、期限内に応答しなかったときです。

TSPから解約を申し出た場合の扱いは、次のとおりです。

  • セラーが同意すると、その時点で解約される
  • セラーが拒否すると契約は継続し、TSPは144時間後に改めて解約を申し出られる
  • セラーが72時間以内に応答しないと、自動的に解約される

承認を取り消すと、TSPはデータにアクセスできなくなり、TSP Accessでのログインを使える市場ではログインもできなくなります。TSPから解約の申し出が届いた場合は、72時間を過ぎると自動で解約されてしまうため、早めに同意か拒否かを判断してください。

当社がおすすめしているのは、TikTok Shopのアカウントをセラー自身の名義のまま保有し、TSPには作業に必要な権限だけを付与する形です。パートナー一覧のページにも「アプリ、商品、またはサービスの使用は、あなたとサードパーティパートナーの間でのみ行われます。」との注記があるように、料金や作業量などの条件は、セラーと支援会社の間で決めるものです。後々の行き違いを防ぐためにも、書面で取り決めておくと安心でしょう。

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)に依頼するメリット

TSPに依頼するメリットは、任せる範囲と権限をTikTok Shopの契約の仕組みの中で決められることと、TikTok Shopから研修や支援を受けられる会社に運営を任せられることです。

  • 任せる区分・期間・権限を区切って渡せる
  • 承認を取り消せばTSPのアクセスを止められる
  • TikTok Shopの研修や支援を受けられる会社に任せられる

任せる区分・期間・権限を区切って渡せる

セラーは、サービス提案の中で区分・期間・権限を決めてからTSPと契約します。任せる作業に必要な権限だけを選んで付与できるのは、セラーにとって大きなメリットといえるでしょう。

しかも、1つの提案には1つの区分だけを入れることも、複数の区分を入れることもできます。たとえば、まずはLIVE配信管理だけを任せ、成果を見ながらショート動画やアフィリエイトの区分へ広げていく、といった段階的な進め方も可能です。

承認を取り消せばTSPのアクセスを止められる

契約を終了したいときは、セラーが承認を取り消すことで、TSPのデータへのアクセスを止められます。契約が終わったのに、外部の会社がショップのデータを見られる状態が続いてしまう。そうした事態をTikTok Shopの仕組みの上で防げる点を、当社は重視しています。

依頼する前の段階から契約を終えるときの手順がはっきりしているので、初めて外部に運営を任せるセラーでも安心して検討できるはずです。

TikTok Shopの研修や支援を受けられる会社に任せられる

TSPは、TikTok Shopが定期的に開く研修やパートナーの育成プログラムに参加できます。さらに、実績の高いTSPは、パートナー運営チームから1対1の支援を受けられる仕組みです。こうした研修や支援を受けられる立場の会社であれば、TikTok Shopの機能や規約の変更を踏まえた提案も期待できるのではないでしょうか。

TSPへの依頼を検討中の方は、Gastroduce JapanのTikTok Shop運営支援までご相談ください。

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)に依頼する際の注意点

TSPに依頼する前に、認定が示す内容の範囲と、契約上のルールを押さえておくことが大切です。特に気をつけたいのは、次の3点です。

  • 認定は売上を保証するものではない
  • 認定の種類は会社の説明だけで判断しない
  • 同じサービス区分で契約できるTSPは1社まで

認定は売上を保証するものではない

TSPの認定はTikTok Shopの審査を通過したことを示すもので、売上などの成果まで約束するものではありません。むしろパートナー向けの規程では、パートナーが結果を誇大に約束することが違反とされています。「売上〇倍」のように成果を約束する提案を受けたら、根拠となる数字と前提条件を確かめておきましょう。

売上を左右するのは、商品力や価格設定、ショート動画やLIVE配信の本数、社内の運営体制といった条件です。同じTSPに依頼しても、これらの条件が違えば結果も変わってくる、と当社は考えています。

認定の種類は会社の説明だけで判断しない

営業資料に「公式パートナー」とあっても、その会社がどの認定を持っているかまで確認することをおすすめします。パートナー向けの規程では、権限がないのに、または権限の範囲を超えて特定の種類のパートナーを名乗ることを違反としており、MCNやCAPのパートナーがTSPを装うこともその一例に挙げられています。

営業資料の説明と、パートナー一覧や会社の発表で確認できる認定が食い違っていたら、契約前に担当者へ理由を尋ねてみてください。

同じサービス区分で契約できるTSPは1社まで

同じ期間に、1つのショップやアカウントが同じサービス区分で契約できるTSPは1社だけと決められています。そのため、別のTSPと同じ区分の契約がすでにあると、提案の作成時にエラーになることがあります。新しいTSPに依頼する前に、以前のTSPとの契約が残っていないか、管理画面で確認しておくと安心です。

認定と契約の仕組みを踏まえて依頼先を決める際は、Gastroduce JapanのTikTok Shop運営支援までご相談ください。

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)かどうかを確認する方法

相談先がTSPかどうかは、公式のパートナー一覧と会社の発表で確かめ、契約前にはサービス提案に表示されるTSPの情報も照らし合わせます。具体的には、次の3つの手順で進めるとスムーズです。

  • ①公式のパートナー一覧で探す
  • ②会社の発表でTSPの取得を確認する
  • ③サービス提案に表示されるTSPの情報を確認する

①公式のパートナー一覧で探す

パートナー一覧で当社の表示名を検索した結果(日本語表示)。①ターゲット市場「日本」、②カテゴリー(外注した操作・一括操作の区分)、③「7件のサービスが見つかりました」、④「提供元:」の表示に赤枠を付けた画面。各サービスの説明文は隠している
パートナー一覧で当社の表示名を検索した結果(日本語表示、2026年10月時点)

まずはTikTok Shopのパートナー一覧を開き、ページ上部の検索欄に相談先の会社の表示名を入力してみましょう。該当するサービスがあれば、サービス名の下に「提供元:〜」の形で提供元の表示名が表示されます。

このとき、検索結果の左側にある「ターゲット市場」が「日本」になっているかも見ておきたいポイントです。その下の「カテゴリー」欄には、「外注した操作」と「一括操作」の見出しの下にサービス区分が並んでいます。

②会社の発表でTSPの取得を確認する

一覧でサービスが見つかったら、その会社がTSPの取得をプレスリリースなどで発表しているかも確認します。チェックしたいのは、取得した認定の名称と発表日です。TAPやCAPもあわせて取得している場合は、同じ発表に書かれていることもあります。

発表日まで見るのには理由があります。パートナー向けの規程では、その種類のパートナーをやめたあとにその名称や過去の事例を使って営業を続けることも違反とされているためです。発表から時間がたっているなら、現在も認定が続いているかを担当者に確認しておくと確実でしょう。

③サービス提案に表示されるTSPの情報を確認する

サービス提案を承認する前に確認することを5つ並べた図。CHECK1 TSPの情報(一覧で見た表示名と、提案に表示されたTSPの情報を見比べる)、CHECK2 区分(どの区分の業務を任せるかが、社内で決めた内容と同じか)、CHECK3 期間(実際の支援の期間に合わせた開始日と終了日か)、CHECK4 権限(任せる作業に必要な権限だけか)、CHECK5 今の契約(同じ期間に同じ区分で契約できるTSPは1社まで。今の契約が残っていないか)。注記:セラーは提案の内容を修正できない。期間や権限が話し合った内容と異なれば、承認せずにTSPに作り直してもらいましょう
サービス提案を承認する前に確認すること

契約前には、届いたサービス提案に表示されるTSPの情報が、商談している会社と一致しているかを確認します。サービス提案にはTSPの基本情報が表示され、TSPが申請時に登録したパートナー名はService MarketでTikTok Shopのセラーにも表示されます。パートナー一覧で見た表示名と提案の情報を見比べ、一致していることを確かめてから承認してください。

あわせて、サービス区分・契約期間・権限と、他のTSPとの既存の契約が残っていないかも、承認前に見直しておきましょう。

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)に関するよくある質問

TSPのランク(ティア)は、米国と英国の文書がそれぞれの市場向けに定めています。また、TSPの認定は対象市場を選んで申請するもので、契約中のTSPを替えるときは同じ区分の契約を先に解約する必要があります。

  • TSPにランク(ティア)はありますか?
  • 海外で認定されたTSPに、日本のTikTok Shopを任せられますか?
  • 契約中のTSPを別の会社に切り替えられますか?

TSPにランク(ティア)はありますか?

米国・英国の市場向けにはあります。2026年10月時点のPartner Centerの文書一覧には、米国向けと英国向けのTSPのランク(ティア)の文書のほか、タイの現地TSP向けの表彰制度(PremierとCertifiedの2段階)の文書が掲載されています。ただし、日本の市場向けにランクを定めた文書は、この一覧には見当たりません。

段階の数は、米国が通常型(Regular Type)のTSPでV0からV5の6段階、英国がS1からS5の5段階です。なお、英国の文書ではTSP・TAP・CAPをまとめて「TSP」と呼んでいます。

これらは米国と英国それぞれの市場で認定を受けて活動するTSPにだけ適用される制度で、タイの表彰制度もタイの現地TSPが対象です。そのまま日本のTSPに当てはめることはできないため、依頼先からランクの説明を受けたときは、どの市場の、いつ時点のランクなのかを確かめてみてください。

海外で認定されたTSPに、日本のTikTok Shopを任せられますか?

パートナーは、分類と、対象とする市場を選んで認定を申請します。中国本土・香港で登録する越境のパートナーなら日本を含む複数の市場を対象に選べますが、現地の会社は、自国の市場だけを対象に選びます。

日本のTikTok Shopの運営を任せるのであれば、その会社が日本を対象市場として認定を受けていることが前提になります。目安になるのは、日本のパートナー一覧で「ターゲット市場」を「日本」にした状態で、その会社のサービスが表示されるかどうかです。

契約中のTSPを別の会社に切り替えられますか?

はい、切り替えは可能です。ただし、同じ期間に同じサービス区分で契約できるTSPは1社だけなので、同じ区分を新しい会社に任せるなら、先に現在のTSPとの契約を解約しなければなりません。

解約の手続きが完了してから、新しいTSPのサービス提案を承認する流れになります。切り替えの前後には、旧TSPと新TSPのそれぞれにどの権限が付与されているかも、確認しておくことをおすすめします。

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)のまとめ

TikTok Shop公式認定パートナー(TSP)について、要点は次のとおりです。

  • TSPの意味:TikTok Shopの審査を経て認定され、セラーにショップ運営や販売の支援を提供する会社。「公式認定パートナー」はTSP・TAP・CAPの総称としても使われ、日本のTSPのサービスは公式のパートナー一覧で検索できる
  • 種類の違い:TSPはショップの運営と販売、TAPはセラーとクリエイターのマッチング、CAPはクリエイターの育成と管理を担い、1社で複数の認定を取得できる。アフィリエイトについては、TSPがセラー側から、TAPがクリエイター側から支援する
  • 認定の流れ:Partner Centerで会社の情報と書類を提出し、審査で承認されると認定される。認定後も、違反点数に応じて支援の停止や除外などの措置がとられる
  • 契約の仕組み:TSPが区分・期間・権限を指定したサービス提案を作成し、セラーが確認して承認すると成立する。TSPからの解約の申し出に72時間応答しないと、自動で解約される
  • メリット:任せる区分・期間・権限を区切って付与でき、承認を取り消せばTSPのアクセスも止められる。運営を任せる相手は、TikTok Shopの研修や支援を受けられる会社となる
  • 注意点:認定は売上を保証するものではなく、認定の種類も会社の説明だけでは判断できない。また、同じ期間に同じ区分で契約できるTSPは1社まで
  • 確認する方法:パートナー一覧で検索し、会社の発表でTSPの取得を確かめたうえで、契約前にサービス提案に表示されるTSPの情報と照らし合わせる

TSPの認定と契約の仕組みを知っておけば、TSPから届いた提案の中身を自社で判断したうえで依頼できるようになります。食品のTikTok Shopの運営を任せられるTSPをお探しでしたら、Gastroduce JapanのTikTok Shop運営支援までお気軽にご相談ください。

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