楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーは、楽天市場が毎年、出店店舗を表彰する制度。『楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2025』(第28回)は、全国5万店舗以上(2024年11月時点)の出店店舗から、ユーザーの人気投票結果や売上実績などを総合的に評価して選出された。受賞は延べ165店舗で、母数に対して約0.3%という狭き門だ。
食品店舗にとって大切なのは、順位を競うことよりも「どの賞が自店の運営と相性がよいか」を知ることだ。この記事では、報道で確認できる選出方法と部門の構成、食品店舗が見るべき賞、受賞を目標に置くときの運営の指標を整理する。楽天市場の運営全般は楽天市場運用代行サービスでも扱っている。
若松 友貴
一橋大学商学部卒業後、2014年に楽天株式会社へ入社し、楽天市場ECコンサルタントとして累計1,000社超を担当。2017年に食品EC特化の実行型コンサルティング会社Gastroduce Japan株式会社を設立。現在はTikTok Shop公認パートナー(TSP)として60店舗以上を支援し、支援店舗群の月間流通総額は3.5億円を超える(2026年6月時点)。食品カテゴリー初のTikTok Shop「松屋フーズデー」の企画・運営や、「TikTok上半期トレンド大賞2026」ヒットアイテム部門受賞商品の支援を手がけ、2025年にはTikTok食品カテゴリ日商ランキング上位10商品のうち6商品を支援ブランドが占めた。日経MJ一面トップにも掲載。
楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2025の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 回数 | 第28回 |
| 母数 | 全国5万店舗以上(2024年11月時点) |
| 選出方法 | ユーザーによる人気投票結果や各店舗の売上実績などを総合的に評価 |
| 総合賞 | 10店舗 |
| ジャンル賞 | 124店舗(42ジャンル) |
| サービス賞 | 19店舗(7つの賞) |
| 特別賞 | 12店舗(5つの賞) |
| 合計 | 延べ165店舗(同一店舗の複数賞受賞を含む) |
延べ165店舗を母数5万店舗で割ると約0.33%(165÷50,000)になる。複数賞を受賞する店舗が含まれるため、実際に受賞した店舗数はこれより少ない。評価の配点や、人気投票と売上実績の比重は、報道では公表されていない。
食品店舗が見るべき賞|ジャンル賞・定期購入賞・新人賞
- ジャンル賞(42ジャンル):ジャンルごとの賞なので、食品系のジャンルでは同じ領域の店舗と比べられる。総合賞よりも対象が絞られる
- 定期購入賞:2025年は例年の1店舗から3店舗に拡大した。定期便を扱う食品店舗にとって、リピート設計の評価軸になる。定期便の設計は食品のサブスク(定期便)の解説で扱っている
- 新人賞:2025年は例年の3店舗から6店舗に拡大した。出店から日が浅い店舗にも機会がある
報道では、新人賞と定期購入賞の拡大が「今年度の特徴」として紹介されている。賞の枠が広がった理由は報道では確認できないため、本記事では理由の推測は行わない。
受賞を目標に置くとき、運営で見る5つの指標
選出が人気投票と売上実績などの総合評価である以上、特定の施策で直接狙える賞ではない。【推測】受賞店舗の運営に共通しそうな、日常の指標を5つに分けて管理すると、ずれが少ない。
- 売上実績:月間売上と、モール内ジャンル順位。ランキング入りのための検索対策は楽天SEO対策の実務を参照
- レビューの評価と件数:低評価の原因は賞味期限・梱包・配送に出やすい。対策は口コミ・レビューを増やす方法で整理している
- リピート率:初回購入者のうち再購入した割合。計算式はリピート率とはを参照
- 配送・出荷の品質:Rakuten最強配送の条件と、クール便の出荷体制
- 商品画像・ページの品質:第1画像のルールは楽天の商品画像サイズとガイドラインで解説している
広告費と利益のバランスを崩すと、売上が伸びても利益が残らない。利益を試算する場合は食品EC 利益シミュレーターで原価・送料・手数料を入れて確認してほしい。
当社の支援店舗の受賞実績
当社が公表している実績として、支援店舗の「Rakuten SHOP OF THE YEAR」受賞は累計6回、各モールの月間MVPは累計120回超、年間ランキングは累計40回超となっている。日々の運営の積み重ねが、月間MVPや年間ランキングといった評価につながっている。楽天市場の運営を相談する場合は、楽天市場運用代行を参照してほしい。費用は支援範囲によって変わるため個別見積りになる。
まとめ
- 楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2025は第28回。5万店舗以上から、人気投票と売上実績などの総合評価で選出された
- 延べ165店舗で、総合賞10・ジャンル賞124(42ジャンル)・サービス賞19・特別賞12。母数比で約0.33%
- 食品店舗は、ジャンル賞・定期購入賞(1→3店舗に拡大)・新人賞(3→6店舗に拡大)との相性を見る
- 受賞を直接狙う施策はなく、売上・レビュー・リピート・配送・ページ品質の日常指標を管理する
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よくある質問
楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーとは何ですか?
楽天市場が毎年、出店店舗の中から優れた店舗を表彰する制度です。『楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2025』は第28回で、ユーザーによる人気投票の結果や各店舗の売上実績などを総合的に評価して選出されたと報じられています。
受賞店舗はどのように選ばれますか?
報道では、全国5万店舗以上(2024年11月時点)の出店店舗から、ユーザーの人気投票結果や売上実績などを総合的に評価して選出されたとされています。評価の細かな配点は公表情報では確認できていません。
部門はどのくらいありますか?
2025年は総合賞10店舗、ジャンル賞124店舗(42ジャンル)、サービス賞19店舗(7つの賞)、特別賞12店舗(5つの賞)で、延べ165店舗とされています。
食品店舗が狙える賞はありますか?
ジャンル賞には食品系のジャンルがあるほか、サービス賞・特別賞の中に定期購入賞や新人賞があります。2025年は新人賞が例年の3店舗から6店舗、定期購入賞が例年の1店舗から3店舗に拡大したと報じられています。
受賞すると売上は上がりますか?
売上への影響を示す公表データは確認できていません。受賞はあくまで表彰であり、売上を直接保証するものではありません。受賞店舗の運営面の共通項を学ぶ目的で見るのが現実的です。
受賞を目指す運用は、自社だけで進められますか?
商品ページ・広告・レビュー・在庫を継続的に改善する運用が必要です。支援範囲によって変わるため個別見積りになります。まずは自店の月間ランキング順位や転換率を把握するところから始められます。
出典
※賞の店舗数・母数は上記の報道にもとづく。選出基準の詳細(配点・人気投票と売上実績の比重)は公表情報では確認できていない。最新の部門構成と基準は、楽天市場の公式発表で確認してほしい。「約0.33%」は延べ数による概算である。





