【2026年最新】TikTok Shopの始め方とは?必要書類・審査から最初の売上まで解説!

TikTokShop始め方

TikTok Shopの始め方とは、「セラーセンターで出店を申請し、審査・初期設定・最初の出品を終えて、注文を受けられる状態にするまでの手順」のことです。

法人だけでなく個人事業主も「個人セラー」として申請でき、審査の結果は通常1〜5日で届きます。

出店の準備を始めたばかりの担当者の方からは、次のようなご相談をよくいただきます。

  • 個人と法人のどちらで申請すればよいのか判断がつかない
  • どんな書類が必要で、審査にどのくらいかかるのか知りたい
  • 出店したあと、最初の注文をどう取ればよいのかわからない

最初の分かれ目になるのは、申請前の準備です。申請したあとは会社情報や個人情報を変更できないため、区分・書類・ショップ名は申請の前にそろえておく必要があります。また、出店直後のショップには1日に受けられる注文数の上限があるので、はじめはショート動画とクリエイターの紹介を軸に、小さくても売れる流れを作るのが現実的です。

当社Gastroduce Japanは、食品に特化したTikTok Shop公式認定パートナー(TSP・TAP・CAP)として、これまでに60店舗以上のTikTok Shopを支援してきました。

本記事では、その支援の経験をもとに、区分の違い、必要書類、登録の手順、初期設定、最初の出品、ショップ立ち上げ期間、最初の売上の作り方、体制までを順に解説します。

最後まで読んでいただければ、自社がどの区分で申請し、出品までに何を済ませ、最初の売上をどう作り、社内で誰が何を担うのかを決められるはずです。申請の準備に取りかかる前に、ひととおり目を通してみてください。

本記事の対象となる方

  • TikTok Shopへの出店を決め、これから申請の準備を始める方
  • 楽天市場やAmazonの運営経験はあるが、TikTok Shopのセラーセンターは使ったことがない方
  • 出店したあとの担当者の割り振りや、外部に任せる範囲も合わせて決めたい方

本記事を読んでわかること

  • 個人セラー・コーポレートセラーの区分と、それぞれの必要書類
  • 申請から審査、初期設定、最初の出品までの手順
  • 出店直後の注文数・出品数の上限と、最初の売上を作るための4つの方法
  • 始めるときに必要な役割と、内製・外注の判断基準
食品ECの運営代行・コンサルティング|ガストロ(GastroduceJapan)
監修者

若松 友貴

Gastroduce Japan株式会社 代表取締役社長

一橋大学商学部卒業後、2014年に楽天株式会社へ入社し、楽天市場ECコンサルタントとして累計1,000社超を担当。2017年に食品EC特化の実行型コンサルティング会社Gastroduce Japan株式会社を設立。現在はTikTok Shop公認パートナー(TSP)として60店舗以上を支援し、支援店舗群の月間流通総額は3.5億円を超える(2026年6月時点)。食品カテゴリー初のTikTok Shop「松屋フーズデー」の企画・運営や、「TikTok上半期トレンド大賞2026」ヒットアイテム部門受賞商品の支援を手がけ、2025年にはTikTok食品カテゴリ日商ランキング上位10商品のうち6商品を支援ブランドが占めた。日経MJ一面トップにも掲載。

目次
  1. TikTok Shopの始め方とは?|申請から最初の注文までの流れ
  2. TikTok Shopを始められる人|個人セラーとコーポレートセラーの違い
  3. 【個人・法人別】TikTok Shopの必要書類|申請の前にそろえるもの
  4. TikTok Shopの登録手順|申請から審査までの4ステップ
  5. TikTok Shopの初期設定|審査に通ったら行う3つの設定
  6. TikTok Shopで最初の商品を出品する方法
  7. 【出店直後】TikTok Shopのショップ立ち上げ期間|1日の注文数と出品数の上限
  8. TikTok Shopを始めたら、最初の売上はどう作る?|4つの方法
  9. TikTok Shopを始めるときの体制|必要な役割と内製・外注の判断基準
  10. TikTok Shopの始め方に関するよくある質問
  11. TikTok Shopの始め方のまとめ

TikTok Shopの始め方とは?|申請から最初の注文までの流れ

TikTok Shopの始め方の全体の流れ

TikTok Shopの始め方とは、「セラーセンターで出店を申請し、審査・初期設定・最初の出品を終えて、注文を受けられる状態にするまでの手順」のことです。

TikTok Shopは、TikTokが提供するアプリの中で商品の販売から購入までが可能になるEC機能です。ユーザーはショート動画やLIVE配信、プロフィールに並んだ商品から、アプリを離れることなく購入まで進めます。

出店の手続きは、日本版のセラーセンターで進めます。全体の流れは次の図のとおりで、このうちTikTok Shop側の審査は通常1〜5日で終わります。

実際に時間がかかりやすいのは、手続きそのものよりも、申請前の書類集めと、商品ごとに必要な資格の申請です。申請を始める前に区分と書類を決めておくと、その後の手続きがぐっと進めやすくなります。

関連記事:TikTok Shopとは?市場データで読む仕組みと、食品事業者にとっての意味

TikTok Shopを始められる人|個人セラーとコーポレートセラーの違い

法人として申請するかどうかで、コーポレートセラーと個人セラーに分かれる判定フロー。コーポレートセラーは登録1件につき最大5ショップ、個人セラーは個人IDごとに1ショップで、個人事業主は個人セラーに含まれる

TikTok Shopには個人セラーとコーポレートセラーの2つの区分があり、どちらで申請するかによって、必要書類と開設できるショップの数が変わります。国税庁に登録されている企業の代表者の方は、コーポレートセラーとして申請する必要があります。一方、個人や個人事業主の方は、個人セラーとして申請します。

ここでは、区分ごとの違いと、申請した情報がどこに表示されるのかを見ていきましょう。

  • 個人セラー:個人事業主を含む個人
  • コーポレートセラー:国税庁に登録されている企業
  • 商品ページに表示される販売者情報

個人セラー:個人事業主を含む個人

国税庁の登録事業者ではない個人は、個人セラーとして申請します。個人事業主の方も、この個人セラーに含まれます。

申請できるのは18歳以上で、日本国籍をお持ちの方か、政府発行の有効な身分証明書を持つ居住者の方です。開設できるショップは、個人IDごとに1つまでとなっています。

コーポレートセラー:国税庁に登録されている企業

法人として出店する場合は、コーポレートセラーとして申請します。コーポレートセラーは登録1件につき最大5つのショップを開設できるので、ブランドごとにショップを分けて運営することも可能です。ただし、ショップの設定は1つずつ進める仕組みで、複数のショップを同時に登録することはできません。

なお、ビールやワインなどのアルコール製品を販売できるのは、コーポレートセラーだけです。酒類を扱う予定があるなら、最初からコーポレートセラーで申請しておくのが確実です。

商品ページに表示される販売者情報

申請した情報の一部は、法令にもとづいて商品ページに表示されます。個人事業主の場合に表示されるのは、氏名(フルネーム)と事業所の住所です。事業所の住所を登録していなければ、代わりに居住地の住所が表示されます。

法人の場合は、会社の代表者名と、法人登記上の事業所の住所が表示されます。自宅の住所を表示したくない個人事業主の方は、申請の前に事業所の住所を用意しておくと安心です。

【個人・法人別】TikTok Shopの必要書類|申請の前にそろえるもの

申請の前に、区分ごとの本人確認書類・住所証明・事業者証明書をそろえ、ショップ名などの登録情報も決めておきましょう。必要な書類は、区分によって次のように異なります。

書類個人セラーコーポレートセラー
本人確認書類(いずれか1つ)日本のパスポート、日本の運転免許証、在留カード代表連絡先の日本のパスポート、日本の運転免許証、在留カード
住所証明(いずれか1つ)公共料金の請求書(ガス、水道、電気、電話)、住民票、銀行の取引明細書、クレジットカードの請求書代表連絡先の公共料金の請求書(ガス、水道、電気)、住民票、銀行の取引明細書、クレジットカードの請求書
事業者証明書(いずれか1つ)該当なし登記事項証明書、印鑑証明書
  • 個人セラーが用意する書類
  • コーポレートセラーが用意する書類
  • アップロードする書類の条件
  • 申請の前に決めておくこと
  • 販売する商品に必要な許可と資格

個人セラーが用意する書類

個人セラーが用意するのは、本人確認書類と住所証明の2つです。それぞれ、次の中から1つずつ選んで提出します。

  • 本人確認書類(いずれか1つ)
    • 日本のパスポート
    • 日本の運転免許証
    • 在留カード
  • 住所証明(いずれか1つ)
    • 公共料金の請求書(ガス、水道、電気、電話)
    • 住民票
    • 銀行の取引明細書
    • クレジットカードの請求書

運転免許証か在留カードを使う場合は、表面と裏面の両方の画像が必要です。なお、在留カードは就労制限がない旨が記載されたものに限られます。また、パスポートで申請する場合は、発行から3か月以内の住所証明もあわせて提出してください。

コーポレートセラーが用意する書類

コーポレートセラーは、事業者証明書に加えて、代表連絡先となる方の本人確認書類と住所証明を用意します。こちらも、次の中から1つずつ選んで提出します。

  • 事業者証明書(いずれか1つ)
    • 登記事項証明書
    • 印鑑証明書
  • 代表連絡先の本人確認書類(いずれか1つ)
    • 日本のパスポート
    • 日本の運転免許証
    • 在留カード
  • 代表連絡先の住所証明(いずれか1つ)
    • 公共料金の請求書(ガス、水道、電気)
    • 住民票
    • 銀行の取引明細書
    • クレジットカードの請求書

申請画面では、会社名・会社番号・登録住所・代表者名などを入力します。このうち会社番号とは、登記書類に記載されている番号のことです。スペースやダッシュも含めて、書類の記載どおりに入力するのがポイントです。

アップロードする書類の条件

提出する書類の画像は、有効期限内であること、入力した情報と一致していること、書類全体が写っていて編集されていないことが条件です。ファイル形式はPDF・JPEG(JPG)・PNGのいずれかで、サイズは5MB以下にそろえます。

ファイル名には「*」「\」「?」などの特殊文字を使えません。また、画面のバナーやアイコンが写り込んだスクリーンショットや、フィルターをかけた画像も認められないので注意してください。

申請の前に決めておくこと

ショップ名、問い合わせ先の電話番号、倉庫と返品先の住所、売上を受け取る銀行口座の4つは、申請の前に決めておきましょう。

なかでも慎重に決めたいのがショップ名です。ショップ名はのちに公式TikTokアカウントのニックネームにもなり、登録後に変えるには別の手続きが必要になります。仮の名前ではなく、正式な名前で申請することをおすすめします。

販売する商品に必要な許可と資格

販売する商品によっては、出品の前にカテゴリーの資格を申請する必要があります。申請の際には、商品に関わる許可証や認証書などを提出します。

食品の場合、食品衛生法の改正によって営業許可が必要な業種が見直され、営業の届出の制度もできています。自社の業態にどの営業許可や届出が必要なのか、あらためて確認しておくと安心です。酒類であれば、通信販売酒類小売業免許などの書類が求められます。

関連記事:【2026年最新】TikTok Shopで食品を売る方法|出店の準備から5つの売り方まで徹底解説

TikTok Shopの登録手順|申請から審査までの4ステップ

書類がそろったら、日本版のセラーセンターでアカウントを作り、ビジネス情報とショップ情報を入力して申請します。手順は、次の4つのステップです。

  • ①日本版のセラーセンターでアカウントを作る
  • ②ビジネス情報を入力し、本人認証を受ける
  • ③ショップ名と連絡先を設定して申請する
  • ④審査の結果を待つ

①日本版のセラーセンターでアカウントを作る

まずは日本版のセラーセンター(seller-jp.tiktok.com)にアクセスし、アカウントを登録します。ここで作ったアカウントは、TikTok Shop Japanの運営専用です。ほかの国のセラーセンターと取り違えやすいので、URLを確かめてから進めてください。

登録の方法は2つあります。電話番号かメールアドレスに届く認証コードとパスワードで登録する方法と、TikTokアカウントでQRコードを読み取って登録する方法です。

なお、同じ電話番号やメールアドレスで、TikTok Shopのアカウントを複数作ることはできません。複数のアカウントが必要な場合は、それぞれ別の連絡先を用意しておきましょう。

②ビジネス情報を入力し、本人認証を受ける

業種を選び、ビジネス情報と代表連絡先の情報を入力したら、身分証明書を使ってリアルタイムの本人認証を受けます。本人認証では、身分証明書の実物をスマートフォンかWebカメラで撮影します。

推奨されているのは、スマートフォンでの認証です。カメラのないパソコンで登録している場合も、画面のQRコードを読み取れば、続きをスマートフォンで進められます。

ここで気をつけたいのが、申請後は会社情報と個人情報を変更できない点です。送信する前に、入力した内容が書類の記載と一致しているかを、もう一度見直しておきましょう。

③ショップ名と連絡先を設定して申請する

ショップ名、ショップの代表者名、問い合わせ先の電話番号を入力し、申請を送信します。ショップ名の欄には、事前に決めておいた正式な名前を入力します。

商標やブランドの認定証明書を持っている場合には、ショップ名が却下されることがあります。また、登録後にショップ名を変えるには、先にブランド資格認定の書類を提出しなければなりません。こうした手間を考えると、申請の時点で正式なショップ名を入れておくのが現実的です。

④審査の結果を待つ

申請の審査は、通常1〜5日で完了します。結果は、セラーセンターの画面かメールで知らされます。

「登録内容を確認できない」という通知が届いた場合は、入力した情報と書類の記載が一致しているかを見直し、修正したうえで再提出します。「画像が不明瞭」と指摘された場合は、書類全体が写った鮮明な画像を撮り直して提出してください。

TikTok Shopの初期設定|審査に通ったら行う3つの設定

審査に通ったら、倉庫と配送、銀行口座、公式TikTokアカウントの3つを設定してから、商品の出品に進みましょう。ショップの設定項目には、倉庫の設定、商品の追加、銀行情報の追加、公式TikTokアカウントのリンク設定があり、このうち出品の前に済ませておきたいのが次の3つです。

  • ①倉庫と配送テンプレートを設定する
  • ②銀行口座を登録する
  • ③公式TikTokアカウントを連携する

①倉庫と配送テンプレートを設定する

商品を発送する倉庫(集荷先)と返品先の住所を登録し、配送料を決める配送テンプレートを作ります。倉庫は「物流」の「倉庫」から追加でき、倉庫名・連絡先・電話番号・住所・配送地域を入力します。

配送テンプレートでは、配送先の地域ごとの配送料と、重量の範囲で決めるか定額にするかの料金ルールを設定します。「セラーによる発送済み」を有効にする場合は、商品をアップロードする前に「配送料テンプレートを管理」の入力を行う必要があります。

注文が入ったあとの出荷の期限も、この段階で意識しておきたいところです。期限は2つあり、注文品の準備は注文日の翌営業日から数えて2営業日目の23:59まで、宅配業者への引き渡しは注文日から数えて3営業日目の23:59までです。先に来る準備の期限に間に合う倉庫と人員を前提に、配送の設定を決めておくことをおすすめします。

冷凍・冷蔵の食品は、配送の途中も温度を保てるように梱包する必要があります。TikTok Shopが示している温度管理の目安は、冷凍品が常に-12°C以下(アイスクリームは-18°C以下)、冷蔵品が常に0~5°Cです。温度帯に合ったクール便を前提に、配送料を設定しておきましょう。

②銀行口座を登録する

売上を受け取る銀行口座は、「財務」の「概要」、または「マイアカウント」の「アカウント設定」から登録します。登録の途中で、携帯電話番号かメールアドレスに届く確認コードを入力します。

注意したいのは、受取人名を、オンボーディング(出店申請)のときに提供した情報と一致させる必要がある点です。法人で申請した場合は、個人名義の口座ではなく、会社名義の銀行口座を連携してください。

③公式TikTokアカウントを連携する

ショップの顔になるTikTokアカウントを、「公式アカウント」としてショップに連携します。連携すると、ショップの商品が公式アカウントのプロフィールに表示されるようになり、eコマース動画とLIVEの権限も付与されます。

公式アカウントは1つのショップにつき1つだけ連携でき、ショップ名がそのままアカウントのニックネームになります。公式アカウントのリンク解除は3回までと決められているうえ、解除できるのは連携してから48時間が経ったあとです。

法人の場合、連携の方法は、会社が所有する組織アカウントを新しく作るか、すでにあるTikTokアカウントを連携するかの2通りです。既存のアカウントは現時点では組織アカウントに変換できないため、どちらで連携するかは、連携の前に社内で決めておきましょう。

公式アカウントとは別に、販促用の「マーケティングアカウント」を複数連携することもできます。2つのアカウントの違いは、次のとおりです。

項目公式アカウントマーケティングアカウント
商品の表示のされ方プロフィールの「ショップページ」ショーケース
ショップの商品の自動同期はいいいえ(ショーケースに手動で追加)
アフィリエイト商品の表示いいえはい
ショップ名とアカウント名の一致必要不要

公式アカウントで販売できるのは自社ショップの商品だけで、アフィリエイトプログラムには参加できません。ほかのブランドの商品もあわせて紹介したい場合は、マーケティングアカウントを使い分けるとよいでしょう。

初期設定から出品までの準備を一緒に進めたい場合は、TikTok Shopの出店から運用までの支援を行っている当社に、お気軽にご相談ください。

TikTok Shopで最初の商品を出品する方法

最初の出品では、出品できる商品かどうかを確かめ、必要な資格を申請したうえで、売りたい商品に絞って登録するのがおすすめです。

  • 出品できる商品かを確認する
  • カテゴリー資格とブランド資格を申請する
  • 最初は売りたい商品を絞って出品する
  • 商品ページに掲載する情報をそろえる

出品できる商品かを確認する

出品する前に、その商品が「禁止商品」や、事前の承認が必要な「制限付き商品」にあたらないかを確認します。制限付き商品の場合は、認証書やテストレポートなどを提出し、カテゴリーの承認を受けなければならないこともあります。

食品・飲料・栄養補助食品は、この制限付き商品に含まれます。出品の前に、安全性とコンプライアンスに関する書類の提出を求められる場合があるので、早めに準備しておくと慌てずに済みます。

カテゴリー資格とブランド資格を申請する

ブランド資格やカテゴリー資格が必要かどうかは、「商品管理」の「新規商品追加」で確認できます。必要な場合は、「マイアカウント」の「アカウント設定」にある「資格認定センター」から申請します。

現在、資格認定センターはデスクトップでのみ利用できます。申請の作業はパソコンで行う前提で、時間を確保しておくとよいでしょう。申請の結果はメールとメッセージセンターに届き、承認されると、そのカテゴリーに商品を出品できるようになります。

申請が保留になっている間は、そのカテゴリーの申請内容を編集できません。送信の前に、提出する書類と入力した情報が一致しているかを確認しておくことが大切です。

最初は売りたい商品を絞って出品する

最初から全商品を並べるのではなく、動画で紹介したい商品に絞って出品することをおすすめします。商品を絞り込めば、動画の撮影やクリエイターに送るサンプルを、少ない商品に集中させられます。

加えて、出店直後のショップには、出品できる商品数にも上限があります。最初に出品する商品は、その上限の範囲内で、動画で魅力が伝わりやすいものから選ぶとよいでしょう。

商品ページに掲載する情報をそろえる

商品を追加するときは、商品名・画像・説明・価格・在庫・配送テンプレートを入力します。商品は1つずつ追加するほか、まとめてアップロードしたり、外部のECショップと同期したりすることもできます。

食品を出品する場合は、法令で定められた情報を含む商品ラベルの画像と、賞味期限(消費期限)や原材料などの情報を掲載します。表示の内容は、食品表示基準に沿って作成してください。

【出店直後】TikTok Shopのショップ立ち上げ期間|1日の注文数と出品数の上限

ショップ立ち上げ期間の4つのティアを階段状に示した図。ビギナーは1日30件・100商品、スタンダードは50件・200商品、プレミアムは100件・1,000商品、プロは制限なし

新しく開設したショップは「ショップ立ち上げ期間」からスタートし、この期間中は、1日に受けられる注文数と出品できる商品数に上限があります。上限は、ショップの実績に応じて自動で引き上げられます。

  • ティアごとの注文数と出品数の上限
  • 上のティアに進む条件
  • 現在のティアを確認する場所
  • 立ち上げ期間に合わせて販売の計画を立てる

ティアごとの注文数と出品数の上限

最初は「ビギナー」のティアから始まり、注文は1日30件まで、出品は100件までに制限されます。ティアが上がるにつれて、上限も段階的に引き上げられていきます。

ティア1日の注文数の上限出品できる商品数の上限
ビギナー30件100件
スタンダード50件200件
プレミアム100件1,000件
プロ制限なし(立ち上げ期間の完了)制限なし(立ち上げ期間の完了)

上のティアに進む条件

ティアはショップの実績が条件を満たすと自動で上がるため、申請の手続きは必要ありません。また、すべてのティアを順番に進む必要はなく、プロの条件を満たした時点で立ち上げ期間は終了します。

条件スタンダードプレミアムプロ
ショップパフォーマンススコア2.5以上3.0以上3.5以上
過去30日間の偽造品違反1件以下1件以下1件以下
ショップのオンボーディングからの日数該当なし30日以上30日以上
累計の配送完了注文該当なし50件以上100件以上
累計のユニークバイヤー該当なし10人以上20人以上
そのほかの条件「ライブ出品」が10件以上、新規セラークイズに合格該当なし該当なし

立ち上げ期間に決まった長さはなく、いつ終わるかはショップの実績しだいです。条件にあるショップパフォーマンススコアは、過去60日間で配送完了の注文が30件以上になると付与されます(不正注文とサンプル注文は件数に含まれません)。

現在のティアを確認する場所

現在のティアと上限は、「ショップセンター」の右上にある「Shop Start-Up Program」で確認できます。1日の注文の上限と出品の上限も、ここにあわせて表示されます。

スタンダードに進む条件のひとつである新規セラークイズは、「アカウントの健全性」の「学習センター」から受験できます。出店したら、早めに済ませておくとよいでしょう。

立ち上げ期間に合わせて販売の計画を立てる

ビギナーのうちは1日30件という注文の上限があるため、この時期は出荷と評価の実績を積む期間と捉えて計画を立てることをおすすめします。注文が一度に集まるような企画は、ティアが上がってから実施するほうが現実的だと当社は考えています。

冷凍・冷蔵の食品の場合は、1日に出荷できる数そのものに限りがあることも多いと思います。注文の上限と自社の出荷能力のうち、小さいほうを「1日に売れる数」の目安にしておくと、無理のない計画になります。

TikTok Shopを始めたら、最初の売上はどう作る?|4つの方法

出店した直後は、クリック率などの割合を追いかけるよりも、投稿する動画の本数、紹介してくれるクリエイターの数、LIVE配信の回数といった「量」を増やすことから始めましょう。最初の売上は、次の4つの方法で作っていきます。

  • 自社アカウントでショート動画を投稿する
  • アフィリエイトでクリエイターに商品を紹介してもらう
  • LIVE配信の日を決めて予告する
  • 広告は少ない予算から試す

自社アカウントでショート動画を投稿する

まずは公式アカウントから、商品を紐づけたショート動画を投稿します。最初のうちは、同じ商品でも冒頭のシーンや説明の順番を変えた動画を数本公開し、再生数や購入数が伸びる動画を探していくのが近道です。

なお、ショッピング動画の投稿は、2026年5月11日から、1つのアカウントにつき1日25本までになっています。本数を増やす場合も、この1日25本の範囲で計画を立てましょう。

アフィリエイトでクリエイターに商品を紹介してもらう

自社アカウントでの投稿と並行して、クリエイターにも商品を紹介してもらいましょう。最初のステップは、紹介してもらう商品と成果報酬率を決め、オープンコラボに商品を登録することです。

無料サンプルを用意しておけば、商品を紹介したいクリエイターからサンプルの申請が届くようになります。依頼するクリエイターを選ぶ際は、フォロワー数よりも先に、同じカテゴリーでの販売実績を見るのがポイントです。

食品であれば、当社の合弁会社が運営する食品クリエイターのコミュニティ「FOOD FORCE STUDIO」を活用する方法もあります。

関連記事:TikTok Shopのクリエイターの探し方とは?6つの方法から選び方・依頼の流れまで解説!

LIVE配信の日を決めて予告する

LIVE配信は曜日と時間を決め、ショート動画やプロフィールで前もって予告しておきましょう。視聴者は配信中に質問しながらその場で商品を購入できるので、商品の魅力を直接伝えられる貴重な機会になります。

食品の配信で気をつけたいのが、健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止です。「〇〇に効く」のように商品の効き目をうたう言い回しは使わないことを、出演者と事前に取り決めておくと安心です。

広告は少ない予算から試す

広告を使う場合は、少ない予算から試すのがおすすめです。広告費を大きく増やすのは、広告を使わなくても反応のよい動画がそろってからでも遅くありません。

GMV Maxのような広告は、配信に使う動画を自動で選ぶ仕組みです。そのため、選べる動画が少ないうちは、配信を広げる余地も限られると考えられます。広告を試している間も、動画とクリエイターによる紹介を増やし、売れる商品と見せ方を見つけていくことが大切です。

始めてしばらく経っても注文が増えない場合は、「動画が見られていない」のか「見られているのに買われていない」のかを切り分けると、原因を見つけやすくなります。

関連記事:【2026年最新】TikTok Shopで売れない原因とは?見つけ方から改善策まで解説!

TikTok Shopを始めるときの体制|必要な役割と内製・外注の判断基準

TikTok Shopを始めるときは、まず必要な役割を洗い出し、社内で担える役割と担えない役割に分けたうえで、外部に任せるかどうかを役割ごとに決めましょう。内製と外注のどちらが向いているかは、会社ごとの人員や出荷体制によって変わります。

  • 運営に必要な5つの役割
  • 少人数で始めるときは役割を兼務する
  • 内製と外注を決める3つの判断基準
  • 外注するときは自社に残す業務を先に決める

運営に必要な5つの役割

TikTok Shopの運営には、「ショップ運営・商品登録」「動画制作」「クリエイター対応」「LIVE」「CS・出荷」の5つの役割があります。それぞれの主な仕事と、本記事で解説した工程との対応は次のとおりです。

役割主な仕事本記事の工程
ショップ運営・商品登録申請と初期設定、資格の申請、商品ページの作成、ティアの確認登録手順・初期設定・出品・立ち上げ期間
動画制作ショート動画の企画・撮影・編集・投稿最初の売上(ショート動画)
クリエイター対応成果報酬率の設定、サンプルの承認と発送、紹介動画の確認最初の売上(アフィリエイト)
LIVE配信の企画、出演、予告、配信中の質問への回答最初の売上(LIVE配信)
CS・出荷問い合わせと返品への対応、期限までの出荷初期設定(倉庫と配送)・立ち上げ期間

少人数で始めるときは役割を兼務する

最初から5人をそろえる必要はなく、少人数で始めるなら、役割を2つのグループに分けて兼務する方法があります。ビギナーのティアでは1日の注文が30件までなので、立ち上げの時期であれば、兼務でも十分に回せる量だと考えられます。

1つ目のグループは、商品と注文に関わる「ショップ運営・商品登録」と「CS・出荷」です。2つ目は、発信に関わる「動画制作」「クリエイター対応」「LIVE」です。兼務する場合でも、役割ごとに担当者の名前は決めておきましょう。

あわせて、アカウントの所有者を会社として決めておくことをおすすめします。公式アカウントを新しく作った組織アカウントにしておけば、担当者が退職した場合でもアクセス権を再設定できます。また、銀行口座を追加・更新できるのはショップ所有者のアカウントだけなので、所有者を誰にするかは最初に決めておくと安心です。

内製と外注を決める3つの判断基準

内製にするか外注にするかは、次の3つの基準で、役割ごとに判断することをおすすめします。ショップ全体をまとめてどちらかに決める必要はありません。

  1. 発信の役割(動画制作・LIVE・クリエイター対応)を、社内で続けて担える人がいるか
  2. 期限までに出荷できる体制が、社内か既存の物流にあるか
  3. 足りないのは、売り方を決める判断か、手を動かす作業か

1つ目の基準では、担える人がいれば発信を内製で始め、いなければ発信の役割から外部に任せることを検討するとよいでしょう。2つ目の基準では、体制があれば出荷は自社に残し、なければ出荷まで引き受けられる外部の会社を探すことになります。

3つ目の基準については、足りないのが「判断」なら売り方を相談できるコンサルティングを、「作業」なら実務を任せられる運用代行を選ぶのが現実的です。

内製と外注には、それぞれ利点と負担があります。内製は外部への費用を抑えられ、売り方の経験が社内に蓄積される一方で、担当者が慣れるまでに時間と手間がかかります。外注は人手と経験を早くそろえられる反面、費用が発生し、動画と商品ページの内容を合わせるといった仕事は自社に残ります。

冷凍・冷蔵の食品を扱う場合は、楽天市場やAmazonで使っている物流をそのまま使えるかどうかが、出荷を内製にするかどうかの分かれ目になります。

外注するときは自社に残す業務を先に決める

外注する場合は、まず自社に残す業務を決め、残りを任せるという順番で範囲を決めましょう。社内で続けられる業務と続けられない業務を分けておくと、外部に頼む範囲がはっきりします。

外注したとしても、商品と在庫の用意、価格の決定、毎月の報告をもとにした今後の方針決めは、自社に残る仕事です。公式アカウントと銀行口座も、自社が所有したまま運用しましょう。

当社では、コンサルティングと運用代行のどちらも、各社の体制に合わせて選んでいただける形で支援しています。どこまでを社内で担うか決めかねている場合は、TikTok Shop支援サービスの窓口からお気軽にご相談ください。

関連記事:TikTok Shop運営代行おすすめ企業10選|依頼できる業務・費用・選び方

TikTok Shopの始め方に関するよくある質問

出店の初期費用と月額費用は0円で、フォロワーが少なくても始められます。審査に通らなかった場合は、修正して再提出できます。売上は毎月1日と14日に支払われ、新規セラーの初回だけは精算後すぐに支払われます。

  • TikTok Shopを始めるのにお金はかかりますか?
  • TikTok Shopの審査に通らなかったときはどうすればよいですか?
  • TikTokのフォロワーが少なくてもTikTok Shopを始められますか?
  • TikTok Shopの売上はいつ入金されますか?

Q1:TikTok Shopを始めるのにお金はかかりますか?

TikTok Shopに出店するための初期費用と月額費用は、0円です。

費用がかかるのは商品が売れたときで、注文ごとに販売手数料が発生します。販売手数料は、注文内の商品ごとにカテゴリーに応じて算出され、料率はカテゴリーによって7%から12%です。

このほか、クリエイターへの成果報酬、広告費、送料、サンプルの実費もかかります。ただし、成果報酬と広告費については、使うかどうかも金額も自社で決められます。

Q2:TikTok Shopの審査に通らなかったときはどうすればよいですか?

まずは、入力した情報と書類の記載が一致しているかを見直し、鮮明な画像で再提出してみてください。

出品前のカテゴリー資格の申請が却下された場合は、該当する申請をクリックすると却下の理由を確認できます。示された手順に沿って再提出し、それでも解決しないときは、サポートチケットを提出して問い合わせることも可能です。

Q3:TikTokのフォロワーが少なくてもTikTok Shopを始められますか?

はい、始められます。公式アカウントとマーケティングアカウントには、フォロワー数の要件がありません。

フォロワー数の要件(1,000人)があるのは、アフィリエイトで商品を紹介するクリエイターの側です。自社のフォロワーが少ないうちでも、クリエイターに紹介してもらえば、自社をフォローしていないユーザーにも商品を届けられます。

Q4:TikTok Shopの売上はいつ入金されますか?

TikTok Shopでは、毎月1日と14日に支払いが自動で開始されます。対象となるのは、商品が配達され、決済期間が終わった注文の売上です。

支払いが行われるのは、決済金額がプラスで、最低支払金額(1円)を超えており、有効な支払い情報を登録している場合です。

新規セラーの初回の支払いだけは例外で、注文が精算され、支払える金額が最低支払金額を超えた時点ですぐに行われます。なお、支払いのあと銀行口座に入金されるまでには、処理する銀行によって1〜3営業日ほどかかる場合があります。

TikTok Shopの始め方のまとめ

最後に、TikTok Shopの始め方の要点を振り返っておきましょう。

  • 区分:法人はコーポレートセラー(最大5ショップ)、個人と個人事業主は個人セラー(1ショップ)で申請します。個人事業主の場合は、氏名と事業所の住所が商品ページに表示されます
  • 書類:本人確認書類と住所証明を1つずつ用意し、法人は登記事項証明書か印鑑証明書も加えます。書類は有効期限内で入力内容と一致したものを、5MB以下で提出します
  • 登録と初期設定:申請後は会社情報と個人情報を変更できません。審査は通常1〜5日で、通過したら倉庫と配送、銀行口座、公式TikTokアカウントを設定します
  • 出品:禁止商品と制限付き商品にあたらないかを確認し、必要に応じてデスクトップの資格認定センターで資格を申請します。最初は売りたい商品に絞って出品するのがおすすめです
  • 立ち上げ期間:ビギナーの上限は1日30件の注文と100件の出品です。上限は実績に応じて自動で引き上げられるため、まずは出荷と評価の実績を積みましょう
  • 最初の売上:ショート動画、クリエイターの紹介、予告したLIVE配信から始めます。広告は少ない予算から試し、広告費を増やすのは反応のよい動画がそろってからで十分です
  • 体制:5つの役割を洗い出し、少人数なら2つのグループに分けて兼務します。内製か外注かは役割ごとに決め、外注する場合は自社に残す業務を先に決めておきます

まずは自社の区分を決め、書類とショップ名をそろえるところから始めてみてください。申請から最初の売上までを一緒に進めたい場合は、食品特化のTikTok Shop支援を行う当社まで、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ

食品ECのお困りごとやGastroduceJapanへのお問い合わせはこちらからお願いします。

資料ダウンロード

お問い合わせフォームよりお問い合わせいただいた方に、下記資料を差し上げております。

GastroduceJapan(ガストロ)|食品EC運営代行・コンサルティング
カテゴリー