JANコードとは?食品ECの商品登録に必須のバーコードと、GS1事業者コードの取得方法

JANコードとは|食品ECの商品登録に必須のバーコード

JANコードとは、日本国内で使われる商品識別用のバーコードで、国際的にはEAN(European Article Number)と同じ体系に属する。楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・TikTok Shopのいずれも、新規商品を登録する際にJANコード(またはそれに相当するGTIN)の入力を求められることが多く、食品ECで自社ブランド品やOEM品を扱う場合は、事前にGS1事業者コードを取得しておく必要がある。

JANコードとは

JANコードは、商品パッケージに印刷されているバーコードの日本国内での呼び名で、8桁(短縮タイプ)または13桁(標準タイプ)の数字で構成される。前半の数桁が「GS1事業者コード」と呼ばれる事業者固有の番号、後半が事業者内で商品ごとに割り振る商品コード、末尾1桁がチェックデジット(読み取りエラーを検出するための検査数字)になっている。レジでの読み取りだけでなく、モールの商品登録・在庫管理・広告配信など、EC運営の裏側でも商品を一意に識別するためのキーとして使われている。

なぜ食品ECの出店に必須なのか

楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングでは、新規商品ページを作成する際にJANコード(またはメーカー型番などの代替情報)の入力欄が設けられており、モール側のシステムが商品を識別・照合するために使われる。TikTok Shopでも商品登録時に商品コードの入力が求められる。既製品を仕入れて販売する場合はメーカーが取得したJANコードをそのまま使えるが、自社で企画したオリジナル商品やOEMで製造した商品には、既存のJANコードが存在しない。この場合、事業者自身がGS1事業者コードを取得し、新しい商品コードを発行する必要がある。

GS1事業者コードの取得方法・費用

JANコードの元になる「GS1事業者コード」は、日本国内では一般財団法人流通システム開発センター(GS1 Japan)が発行元になっている。取得の流れは次の通り。

  1. GS1 Japanの申請サイトでメールアドレスを登録
  2. 申請フォームに事業者情報・年間売上高などを入力
  3. 登録申請料をコンビニ・Pay-easy・銀行振込のいずれかで支払う(10万円を超える場合は銀行振込のみ)
  4. 入金確認後、通常3営業日以内にメールおよび郵送でGS1事業者コードが通知される

登録申請料は「初期申請料+登録管理費」の合計で、年間売上高に応じて7段階に区分されている。3年間有効な契約と1年間有効な契約が選べ、3年契約の方が割安に設定されている。【推測】具体的な金額は変更される可能性があるため申請前に必ず最新の料金表を確認したいが、目安として、年間売上高1億円未満の事業者であれば3年契約で27,500円(税込)程度からとなっている。小規模な食品D2Cブランドが新規にオリジナル商品を立ち上げる場合も、この区分での取得が現実的な選択肢になる。

JANコードとGTINの違い

GTIN(Global Trade Item Number)は、JANコード・EAN・UPCなど各国・地域の商品識別コードを包括する国際的な総称。日本国内で13桁のJANコード(標準タイプ)を取得すると、そのままGTIN-13としても国際的に通用する。Amazonの商品登録画面などで「GTIN」の入力を求められた場合も、基本的には取得済みのJANコードをそのまま入力すればよい。海外モールへの越境展開を見据えている場合は、JANコード=国内向け、GTIN=海外を含めた総称、という理解をしておくと混乱が少ない。

自社ブランド・OEM品でのJANコード運用の注意点

  • 1商品(1規格)につき1つの新しいコードを発行する:内容量やパッケージデザインが変わる場合、原則として新しいJANコードを発行し、旧コードとは別の商品として扱う。同じコードのまま中身だけ変更すると、モール側のレビューや販売実績が実態と食い違う原因になる。
  • 廃番になったコードの再利用は避ける:販売終了した商品のJANコードを、全く別の新商品に使い回すと、過去の商品ページやレビューとの紐付けで混乱が生じやすい。
  • OEM先が採番したコードとの重複に注意する:OEMメーカーが既に自社用にJANコードを発行している場合、そのコードをそのまま使ってよいか、それとも自社でGS1事業者コードを取得して新規発行するかを、契約時に取り決めておく必要がある。

まとめ

JANコードは、モールをまたいで商品を識別するための土台になる情報で、既製品の仕入れ販売であればメーカー発行のコードをそのまま使えるが、自社企画・OEM品を扱う場合はGS1 Japanで事業者コードを取得し、自社で商品コードを発行する必要がある。取得には数営業日と数万円程度の費用がかかるため、新商品の発売スケジュールから逆算して早めに申請しておきたい。

楽天・Amazon・Yahoo!・TikTok Shopをまたいだ商品登録支援についてはEC運営代行(4モール横断)サービスを参照したい。

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よくある質問

JANコードとは何ですか?

日本国内で使われる商品識別用のバーコードで、8桁または13桁の数字で構成される。国際的なEAN・GTINの体系に含まれる。

JANコードはどこで取得できますか?

一般財団法人流通システム開発センター(GS1 Japan)でGS1事業者コードを申請することで取得できる。

JANコードの取得費用はいくらですか?

年間売上高に応じて7段階に区分されており、3年契約・1年契約が選べる。【推測】具体的な金額は変更される可能性があるため、申請前に最新の料金表を確認したい。

JANコードとGTINは何が違いますか?

GTINは各国・地域の商品識別コードを包括する国際的な総称で、日本の13桁JANコードはそのままGTIN-13として国際的に通用する。

内容量を変更した商品には新しいJANコードが必要ですか?

原則として必要になる。同じコードのまま中身を変えると、レビューや販売実績が実態と食い違う原因になる。

楽天・Amazon・Yahoo!・TikTok Shopの商品登録にJANコードは必須ですか?

多くの場合、新規商品ページの作成時にJANコード(またはそれに相当する情報)の入力が求められる。自社企画・OEM品を扱う場合は事前の取得が必要になる。

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