SKU(Stock Keeping Unit)は、色・サイズ・容量・セット内容などの違いごとに商品を区別する、在庫管理上の最小単位。食品ECでSKU数が増えすぎると在庫管理と広告運用の両方が崩れやすくなる。JANコードとの違いと、SKU数を管理する考え方を整理する。
SKUとは
SKU(Stock Keeping Unit)とは、企業が在庫管理・出荷管理のために商品を区別する最小の単位のこと。同じ商品名でも、内容量違い(100g/200g)、味違い、セット数違い(1個入り/3個セット)はそれぞれ別のSKUとして管理する。「商品数」ではなく「SKU数」で数えることで、実際にどれだけの管理対象があるかを正確に把握できる。
SKUとJANコードの違い
SKUは自社内で管理するための任意のコード・単位であるのに対し、JANコードは業界標準としてGS1が発行する、外部(モール・卸先)とも共通して使う商品識別コードという違いがある。1つのJANコードに対して、自社の在庫システム内では独自のSKUコードを割り振って管理するのが一般的な運用になる。JANコードの取得方法については別記事で解説している。
食品ECでSKU数が増えすぎたときに起きる問題
味・容量・セット展開を増やすほど売上機会は広がる一方、SKU数が増えすぎると次のような問題が起きやすい。
1. 在庫管理が煩雑になる
SKUごとに賞味期限・ロットが異なるため、SKU数が増えるほど期限管理の手間と廃棄ロスのリスクが増える。
2. 広告・レビューが分散する
モールの検索結果やレビューはSKU(商品ページ)単位で蓄積されるため、似た商品を細かくSKU分けしすぎると、1つ1つのレビュー数・広告実績が積み上がりにくくなる。
3. 売れ筋が見えにくくなる
SKUが細分化されすぎていると、どの味・容量が本当に売れているのかの判断がしにくくなる。
SKU数を管理する考え方
新しいSKUを追加する際は、「既存のどのSKUの売上を食う可能性があるか」を事前に検討したい。似た価格帯・味の商品を安易に増やすと、SKU全体の売上を伸ばすのではなく、既存SKU同士で顧客を奪い合う「カニバリゼーション」が起きやすい。ABC分析(売上構成比によるランク分け)で、売上に対する貢献度が低いSKUを定期的に見直す運用にしておくと、SKU数が際限なく膨らむのを防ぎやすくなる。
まとめ
SKUは色・サイズ・容量などの違いごとに商品を区別する在庫管理の最小単位で、JANコードとは役割が異なる。食品ECではSKU数の増加が在庫管理の煩雑化・レビューや広告実績の分散・売れ筋の見えにくさにつながりやすいため、新規SKU追加時のカニバリゼーション検討と、定期的なSKUの棚卸しが必要になる。
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出典
よくある質問
Q1. SKUとは何ですか?
A1. 色・サイズ・容量・セット内容などの違いごとに商品を区別する、在庫管理上の最小単位のことです。
Q2. SKUとJANコードは何が違いますか?
A2. SKUは自社内で管理するための単位、JANコードはGS1が発行する業界標準の商品識別コードという違いがあります。
Q3. SKU数が増えすぎるとどんな問題が起きますか?
A3. 在庫管理の煩雑化、レビュー・広告実績の分散、どの商品が売れているか見えにくくなる、といった問題が起きやすくなります。
Q4. 新しいSKUを追加するときに気をつけることは?
A4. 既存のどのSKUの売上を食う可能性があるか(カニバリゼーション)を事前に検討することが重要です。
Q5. SKUの見直しはどうすればよいですか?
A5. ABC分析で売上への貢献度が低いSKUを定期的に洗い出し、統廃合を検討する運用が有効です。
Q6. 1つの商品に対してSKUはいくつ必要ですか?
A6. 決まった数はなく、味・容量・セット展開などのバリエーション数に応じて必要な分だけ設定します。
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